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【早見表付き】日本語のハングル表記のルール【あいうえお】をハングルで

みなさん、自分の日本語名を韓国語で書けますか?

韓国語を学習し始めると、自分の名前や、富士山などの日本の固有名詞を韓国語で書く場面て出てきますよね。

そこで今回は、日本語をハングルで表記する方法について徹底解説したいと思います。

日本語かなのハングル表記:対応表

日本語とハングル表記の対応早見表です。

PDFは以下よりダウンロードできます(5ページ目に掲載)。

ハングル表 (PDF)

aiueo
あ行
か行
가/카기/키구/쿠게/케고/코
さ行
た行
다/타지/치데/테도/토
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
が行
ざ行
だ行
ば行
ぱ行
きゃ行きゃきゅきょ
갸/캬규/큐교/쿄
ぎゃ行ぎゃぎゅぎょ
しゃ行しゃしゅしょ
じゃ行じゃじゅじょ
ちゃ行ちゃちゅちょ
자 / 차주 / 추조 / 초
にゃ行にゃにゅにょ
ひゃ行ひゃひゅひょ
びゃ行びゃびゅびょ
ぴゃ行ぴゃぴゅぴょ
みゃ行みゃみゅみょ
りゃ行りゃりゅりょ

ハングル表記する際の注意事項

上記の表を参照すれば、ある程度規則的にハングル文字が並んでいるので、それほど難しくなく日本語からハングルへ変換できると思います。

しかし、いくつか気を付けるべきポイントがありますので解説します。

「う」と「お」の表記

日本語の「う」と「お」に当たる母音が、韓国語には우と으、어と오の2種類ずつあります。

その中で、日本語表記に対応しているのは우と오になります。

ただし以下のような例外もあります。

「す」は「스」
「ず」は「즈」
「つ」は「쓰」
「づ」は「즈」

特に「つ」のように韓国に無い発音は、近い音で代用しています。

平音と濁音の使い分け

か行、た行、ちゃ行にはハングルの文字が2つずつ記載されています。

これは、語頭で使うときは左側の文字、語中や語末で使うときは右側の文字を使うと言う意味です。

例えば「田中」は「다나카」と書き、語末の「か」は「카」を使用しています。これをもし「가」にしてしまうと、「たなが」というふうに濁音になってしまいますので注意が必要です。

長音の表記について

日本語ではよく、「おう」と書いて「おー」と発音することがあります。例えば東京は「とうきょう」と書きますが、実際には「とーきょー」と発音しています。

このように長く伸ばす音のことを長音と言います。

日本語では通常横棒を使って表記しますが、韓国語では長音は表記しません。

例えば「東京」は「도쿄」、「大阪」は「오사카」となります。

英語表記でもTokyoとかOsakaと書くので、同じように覚えたらよいと思います。

「ん」、小さい「っ」を書く方法

「ん」はㄴを使います。例えば「こんにちは」は「곤니치와」と書きます。

小さい「っ」はㅅを使います。例えば「札幌」は「삿포로」と書きます。

地名が漢字の場合

山、川、島などの地名が漢字の場合、語尾に산, 강, 섬を重複して記載する場合があります。

例えば「荒川」は「아라카와 강」、「父島」は「지치지마 섬」と書いたりします。

また、都市名が漢字の場合は韓国の漢字音で読まれることがあります。

先ほどの「東京」は「도쿄」と書かれることもあれば、「동경」と書かれることもあり、どちらでも通じます。

 

以上です。

まずは自分の名前をハングルで書くところから始めてみてください。

ただし、先ほども言いましたようにハングルに無い発音もいくつかありますし、日本語からハングルへの変換というのは実はあいまいな部分が多々あります。

例えば「田中」という名前は実際には다나카, 다나까, 타나카, 타나까といろいろ方法で記載されたりしています。しかしどれかが絶対に間違っているといえるものでもありません。

ただ、韓国語にした時に、面白い名前にならないようにすることも重要なポイントで、これは、初心者には分かりづらいので、ネイティブの友達や先生に自分の名前の書き方で合っているか確認したらいいと思います。

例えば、先ほどの田中さんも、다나가と表記すると、韓国語で「全員出ていけ」という意味と重複してしまいます。ですので、激音、濃音などを入れて、表現が重複しないようにすべきです。

他にも、小島(おじま)さんとかは、韓国語に表記する時に、오지마としてしまうと、「来るな」という意味と重複しますので、ここでは、名前の表記を어지마にした方がまだましだと思います。

他にも、「つ」を「쓰」と書くのに抵抗がある日本の方は多くて、「츠」や「쯔」を使う人もいますし、それを見て間違っていると指摘する人はいないと思います。

ですので、特にご自身の名前の表記については原則を理解した上で、最終的には自分でどの文字を使うのか決めたらよいと思います。

ただし、明らかに発音的に間違っているような文字は使わない方がいいですから、一度は韓国語が分かる方に、この文字を使うので問題ないかどうか確認されることをお勧めします。