韓国語で「愛してる」の表現方法を見てみましょう。
日本で生活していると、「愛してる」と言うことがあまりないかもしれませんね。
恋人の間や夫婦関係でも、記念日などの「ここぞ!」という場面では使うけど、普段はあまり使わないという人も多いのではないでしょうか?
韓国では、日本よりもたくさん「愛してる」という言葉を使います。恋人や夫婦関係で使うのはもちろん、もっといろんな場面で気軽に使うことが多いです。
では、どんな表現を使うのか、どんな場面で使うのか見てみましょう。
사랑해요:サランヘヨ
K-POPアイドルもよく使っているので、この言葉はご存知ではないでしょうか?
「愛しています」という意味ですね。
사랑=愛、해요=〜します、という単語の組み合わせで直訳すると「愛します」、つまり「愛しています」という意味になります。
この해요という言葉は、敬語ではありますが、少しだけカジュアルな表現です。
目上の人や、砕けすぎた表現だと失礼な相手と話す時に使います。
例えば、仲の良い上司や、親戚に対して使います。
사랑해:サランヘ
先ほどの사랑해요の「요」がなくなった形で、「愛してる」という意味になります。
基本的な意味は사랑해요と同じですが、友人や家族の間で使うカジュアルで気軽な表現になります。
日本人だと自分の家族に対して「愛してます」なんて、生まれてから一度も言ったことがないという人が多いのではないでしょうか。韓国では、家族や友人の間でも気軽に사랑해を使います。子供が親からお小遣いをもらって、気軽に「사랑해〜」なんて言ったりすることもしょっちゅうです。
もちろん夫婦関係や恋人の間で愛情表現をするときも、사랑해を使います。日常生活のなかでもよく使うことが多いですね。
では、プロポーズの時は、사랑해요と사랑해どちらを使うでしょうか?
それは、そのカップルによって違います。
たとえば、若いカップルだったり、友達みたいに仲のいいカップルだったら、「사랑해」を使い、少し落ち着いた雰囲気のカップルだったら「사랑해요」を使うことが多いかもしれませんね。
一つだけ、日本と違う点がありますが、韓国語では「告白やプロポーズのときだけ敬語になる」ということはほとんどありません。
例えば、日本では、同僚や同級生に告白する時、普段タメ口で話していている相手でも、告白の時だけは「好きです」とか「付き合ってください」といったふうに敬語で告白することがあります。
韓国語では、普段タメ口だったら告白やプロポーズの時もタメ口、普段敬語で話しているのであれば、敬語を使って告白ということになります。韓国人からすると、日本人が告白のときだけ敬語になるのが少し不思議に思うようです。
あーなるほど、これは確かに的をついてて面白いですね。
사랑합니다:サランハムニダ
사랑=愛、합니다=〜します、ということで、사랑해요と似た「愛しています」という表現になりますが、합니다を使ったほうがもっとかしこまったイメージになります。
公的な場所で使ったり、上司に対して使うことがあります。
また、上司からプレゼントをもらったり、昇進した時などに사랑합니다!と言うことも。
この場合の上司というのは、親しい上司や仲のいい先輩は含まれません。忠節を示すのにふさわしい相手に対して使います。
たとえば、部長や社長など、管理職や役職が高い人に対して使います。親しい上司や仲のいい先輩に対しては사랑해요を使ってくださいね。
同じように、사랑합니다は目上の人に使う丁寧な表現になりますが、基本的には家族には使わない表現です。
例えば、結婚相手のご両親に対して사랑합니다とは使いません。その場合も사랑해요を使います。そのほうがより感情がこもっているイメージになります。
알라뷰(I love you):アラビュー
英語のI love youの韓国語読みで、意味は英語のままで「愛してる」です。
軽めに砕けたかんじで「愛してる」と言う時に使うことが多いです。非常にカジュアルな表現なので、友人や家族など、普段タメ口で話している相手に対して使うことができます。
사랑해もカジュアルな表現でしたが、알라뷰のほうがもっと砕けたニュアンスになります。
友達がお願いしていたことをやってくれた時に、알라뷰と言ったりします。
今回は韓国語での「愛してる」の表現を5つ紹介しました。日本語ではなかなか「愛してる」とは恥ずかしくて言えないという方も、韓国語だったら気軽に言えるかもしれません。
ぜひいくつか覚えて使ってみましょう。