今回は会話の基本『はい・いいえ』の様々な表現をお伝えします!
みなさんが旅行に行ったとき、スーパーや食堂で「レシートは必要ですか?」「ポイントはお持ちですか?」など店員さんから質問されることも多いと思います。
そこで必要となってくるのが『はい・いいえ』と返事をすることですよね。
ここでは『はい・いいえ』のいくつかの表現をニュアンスや丁寧さと共に紹介していきます。
네(はい):ネ
一番覚えておきたい基本形の返事のうち『はい』を意味する言葉です。
本文ではのちに、もっと丁寧な言い方や、友達に使う時などフランクな言い方もご紹介しますが、この네(はい)は誰にでも使える基本の言い方です。
スーパーや食堂などで何か質問された際に『はい、そうです』の意味で使用します。
また、カフェなどでは時々「カフェラテをご注文のお客様~」などと呼ばれることがあります。
このときにも네(はい)と使うことができます。『はい』の使い方の考え方は日本語と同じで大丈夫です。
예(はい):イェ
こちらは、네(はい)よりも、もう少し丁寧な表現です。
目上の方やビジネスなど、特に礼儀を重んじる場合に多く使用します。
知らない人やお店の店員さん、また、知人でも丁寧語で会話する場合などは、네(はい)で十分です。
特に知った間柄でもないのに예(はい)と返事をされたら、少し驚かれてしまうかもしれません。
日本語で考えた場合は、気軽な会話に対し「かしこまりました」と返事をされたようなイメージですね。
日本人の方は特に礼儀を持って接したいと考えるかもしれませんが、日常生活や旅行程度ならば네(はい)でも十分です。
응(うん):ウン
こちらは、네(はい)よりももっとフランクにした言い方です。
日本語で考えたときも『はい』と『うん』では丁寧さが違いますよね。
この응(うん)の表現は、友達や親しい間柄の人にのみ使用することができます。
丁寧さのニュアンスは全く含まれていませんので、見知らぬ人や目上の方には네(はい)を使う方がいいですね。
日本語と同様に、응(うん)を二回続けて응응(うんうん、そうそう)というように使う事もできます。
넵(はいっ!):ネプ
こちらは若者の間でよく使われる新造語です。
네(はい)の下にㅂパッチムをつけています。
日本語で考えると、ただの『はい』ではなく、元気よく『はいっ!』と答えたようなニュアンスです。
何かをお願いされた時に넵(はいっ!)と口頭で答えたり、メッセージやカカオトークなどの文章でのやりとりの際によく使われます。
ただ、あくまで新造語でありますので特に目上の方や、公式的なビジネスなどには使用しません。
넹(は~い):ネン
こちらも若者の間でよく使われる新造語です。
네(はい)の下にㅇパッチムをつけています。
네(ネ)だけでなく、넹(ネン)と「ン」を足すことにより言葉尻が少し柔らかく聞こえになります。
これによって聞き手が、可愛げや愛嬌を感じる音になります。
こちらもやはり特に目上の方や、公式的なビジネスなどには使用しません。
아니요(いいえ):アニヨ
こちらは一番覚えておきたい基本形の返事のうち『いいえ』を意味する言葉です。
こちらも네(はい)と同じく誰にでも使える基本の言い方です。
韓国語は요(ヨ)がつくと丁寧な意味になります。
아닙니다(いいえ、違います):アニムニダ
こちらは、아니요(いいえ)よりも、もう少し丁寧な表現です。
こちらは예(はい)と同じく目上の方や、ビジネスなど特に礼儀を重んじる場合に多く使用します。
예(はい)と아닙니다(いいえ、違います)は対になっています。
こちらも日本語で考えた場合は「いえ、そうではございません」といったようなニュアンスです。
先にも説明した通り、日常会話や旅行の際などでは아니요(いいえ)でも丁寧なニュアンスを含んでいますので、아니요(いいえ)という受け答えで十分です。
아니(いや):アニ
こちらは아니요(いいえ)よりももっとフランクにした言い方です。
『いいえ』よりももっと軽いイメージで『いや、違うよ』といったニュアンスです。
こちらも友達や親しい間柄の人にのみ使用することができます。
丁寧さのニュアンスは全く含まれていませんので、見知らぬ人や丁寧語を使いたい方には아니요(いいえ)を使う方がいいですね。
うっかり使ってしまうと、相手方は気分を悪くしてしまうかもしれません。
요(ヨ)があるかないかだけの差なので아니요(いいえ)で覚えてしまう方が幅広く使う事ができます。
いかがでしたか?『はい・いいえ』にも丁寧の度合いによって、対になるいくつかの表現がありますね。
ただ、基本形である 네(はい)아니요(いいえ)さえ覚えておけばある程度の礼儀をもってほとんどのシーン、ほとんどの方に対応できますのでぜひ覚えてみてください!