여러분 안녕하세요. 토미입니다.
今日はいきなりですが、ちょっとしたクイズから始めたいと思います。
もうサムネイルやタイトルで分かるかと思いますが、「16万ウォン」を韓国語で何と発音するでしょう?というシンプルなクイズです。
「何だこのクイズ?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこの「16万ウォン」、韓国語の発音を理解するうえでも、ものすごく奥が深い単語なんです。
特に韓国語の初心者さんにとっては、けっこう意外な答えだと思います。そして、クイズの後に解説もしていくのですが、解説を最後まで聞いていただければ、なぜこういう発音になるのか納得していただけると思います。
もしかしたら、正しい発音を知っている人でも、なぜそういう発音になるのかは、説明できなかったりすると思いますので、そういう方もぜひ最後までお付き合いください。
クイズ
ではさっそくやってみましょう!みなさん、画面の前で実際に声を出して言ってみてくださいね。それと、基本的にナチュラルスピードで読んだ場合の発音と言うことでお願いします。では行きますよ!「16万ウォン」は韓国語で何と言うでしょうか?答えをどうぞ!
ちゃんと声に出して答えていただけましたでしょうか?ではもう一度やってみましょう。今度はハングルの文字(십육 만원)も表示させておきますね。はい、では行きますよ!「16万ウォン」、このハングルの文字ですね、これは韓国語で何と読むでしょうか?どうぞ!
はい、みなさんお答えいただきありがとうございました。ぜひ自分が何と発音したか覚えておいてください。
では答え合わせをしていきたいと思いますが、答えの前に、まず最初に、日本人がしがちな間違った読み方をいくつかご紹介します。
1つ目のよくある間違いはこれ、[십육 만원]です。どうでしょうか?[십육 만원]。こう答えた方はまだ少なかったかもしれません。
では次行きますよ。2つ目のよくある間違いはこれ、[시뷱 마눤]です。どうでしょうか?2つ目のよくある間違いは[시뷱마눤]でした。
では最後です。3つ目のよくある間違いはこれ、[심뉵 마눤]です。どうでしょうか?[심뉵 마눤]。当てはまっていないでしょうか?
ではいよいよ正解を発表します。「16万ウォン」の韓国語発音、正解は[심늉 마눤]でした!もう一度言います。正解は[심늉 마눤]です。正解できましたでしょうか?
これ、初級者さんにとっては結構難しかったかもしれません。また、正解できた人の中でも、なぜこういう発音になるかを説明できる人も少ないのではないでしょうか?
ではここから、解説に入りたいと思います。実はこの「16万ウォン」という単語には、連音化、ㄴ添加、そして2度の鼻音化と、なんと発音変化が4つも発生していたんです。では一つずつ解説していきたいと思います。
連音化(リエゾン)
まず連音化、リエゾンです。連音化とは、パッチムの後に母音が続くと、パッチムの子音が後ろの母音にくっつくことを言います。今回の場合ですと、만원の部分で、만のㄴが원のㅇの部分に置き換わって、마눤という発音を作り出しています。これが1つ目の発音変化でした。
おそらくこれはそれほど難しくなかったんじゃないかと思います。連音化は発音変化の中でも簡単な方なので、1番目のよくある間違い、[십육 만원]と答えてしまった人は、まずは連音化からしっかり学ばれることをお勧めします。
ㄴ添加
次はちょっと難しいですがㄴ添加です。ㄴ挿入と言われたりもします。ㄴ添加については、私が以前作ったパッチムの動画でもカバーできていなかった発音変化のルールとなります。
どういうルールかといいますと、「合成語や派生語において、前の文字がパッチムで終わり、後の文字が야, 여, 요, 유, 이, 얘, 예の場合、ㄴの音が挿入されて냐, 녀, 뇨, 뉴, 니, 냬, 녜になる」です。
これだけ聞くとちょっと分かりにくいかもしれませんが、要はリエゾンの例外バージョンのようなものです。
例えば「釜山駅」を韓国語で書くとこうなります(부산역)。先ほどのリエゾンのルールに従えば、発音は부사녁とならなければなりませんよね?でも実際には부산녁となり、산のㄴが残ったままになります。これがㄴ添加です。
今回の「16万ウォン」の場合ですと、십육の육がその前のㅂによってㄴ添加されて、뉵になるんです。これが2つ目の発音変化でした。
2番目の間違いのパターン、[시뷱 마눤]と答えた人は、連音化の発音変化だけを適用してしまったのが間違いの原因でした。ぜひ他の発音変化のルールもしっかり押さえていかれたら良いと思います。
鼻音化
そして、このㄴ添加によって発音が変わると、それにつられて、鼻音化や連音化などの新たな発音変化がよく発生します。今回は鼻音化が発生しています。
鼻音化のルールは「ㄱ,ㄷ,ㅂ,の音のパッチムの後にㄴ,ㅁの子音が続くと、パッチムの発音がそれぞれㅇ,ㄴ,ㅁになる」です。
今回の例で言えば、先ほど육が뉵になりましたよね。そして、その뉵につられて십のㅂがㅁに鼻音化します。ですから심뉵という発音になります。これが3つ目の発音変化でした。
おそらく、韓国語をある程度勉強してきた人なら、16は[심뉵]と発音することを知っていた人も多かったかと思います。3番目の間違いのパターン、[심뉵 마눤]と答えた人は、おそらくここまでで発音変化を終わらせてしまったんじゃないかと思います。
実はここにはもう一つの鼻音化が隠されているんです。それが육のㄱと만のㅁによって発生する鼻音化で、これによって육のㄱはㅇに変化します。
これらを総合して[심늉 마눤]という発音になるわけです。いかがだったでしょうか?まさかこんな短い単語の中に、4つもの発音変化が隠されていたなんてびっくりですよね。
特に日本人は、ㄴ添加と、それにつられてセットで発生する鼻音化や流音化などの発音変化がものすごく苦手です。でもこれ、けっこう普通によくある発音変化なんです。
例えば「ソウル駅(서울역)」。皆さん韓国旅行に行ったら絶対に行きますよね?ではソウル駅は韓国語で何というでしょうか?答えは[서울력]です。
これも울のㄹのパッチムによって역がㄴ添加されて、녁になり、さらにその녁のㄴが울のㄹによって流音化されて력になる、という発音変化が起こっているんです。
こんな身近な単語にも様々な発音変化が起こっていますので、ぜひしっかり押さえて行かれたら良いと思います。
また単語レベルでは発音の変化を知っていても、他の単語とくっついたり、文の中に入った時に発生する発音変化もありますので、注意が必要です。先ほど言いましたように、16は単体では심뉵ですが、そこに만원という単位が付いたりするとまた変化したりするわけです。
それと、正しい発音を知っていても、その通りに発音できていない人も良くいます。例えば今回の심늉 마눤ですが、심늄 마눤と発音してしまう人もたくさんいます。마のㅁにつられて、늉を勝手に늄にしてしまっているパターンです。
ですので、正しい発音を知っているか、またその通り発音できているかを点検していく必要があります。
じゃあどうしたらいいかと言いますと、皆さんがやるべきことは2つです。1つ目は、「しっかり発音変化のルールを覚えること」、2つ目は「たくさんの韓国語の単語や文章に出会うこと」です。
よく、やみくもにたくさん韓国語に触れて行けば、だんだん慣れていくと言う人もいますが、それはとても効率が悪いです。逆に、基本的なルールを抑えておけば、新しい発音に出会った時でも、なぜこういう発音になったのかを自分で分析できるようになります。
私が以前作成した、このパッチムの動画でもメジャーな発音変化はカバーしていますので、不安な方はぜひ何度も確認して、理解を深めていただけたらと思います。
基本的なルールさえ分かっていれば、あとはどんどん場数をこなしましょう。たくさんの単語に触れていく中で、そのルールがどのように単語や文章に活かされていくのかが徐々にわかってくるはずです。
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