日常会話でよく使う「本当」という単語ですが、韓国語ではどのように表現するでしょうか。
「本当にカッコイイですね」とか「え~本当ですか?」など数多くのシーンで登場しますよね。
今回は韓国語で日常的に使う「本当」の代表的な二つの単語を様々なパターンでニュアンスと共にご紹介したいと思います。
정말(本当):チョンマル
韓国語で代表的に使う単語のうち一つめがこの정말(チョンマル)です。
これは、日本語で「本当」と使う時と全く同じタイミングで使うことができます。
例えば、「明日雨なんだって」と言われたら「本当?」というように単語だけでも使うことができます。また反対に、「えー、その話って本当?」と聞かれて「本当!」というように返事をする時にも使うこともできます。
簡単ですね!ただし、この정말(チョンマル)という単語だけで使用する場合は、パンマルといって敬語ではなくタメ口のような感じになってしまうので、話している相手が友達や年下でない場合には注意が必要です。
정말이에요(本当です):チョンマリエヨ
先ほどの정말(チョンマル)を敬語にした形です。
ハテナをつけて、語尾をあげればチョンマリエヨ?「本当ですか?」といったように質問するときにも使えます。
また、「本当ですか?」と聞かれ、本当なのに悔しいです!というような気持ちで少し語尾を伸ばして抑揚をつけチョンマリエヨ~「本当ですよ~」と発音すればニュアンスを変えて相手に気持ちを伝えることができます。これも日本語で考えたときと一緒ですね。
정말이야(本当だよ):チョンマリヤ
こちらは基本の정말(チョンマル)という単語に、タメ口の語尾がついて「本当だよ」という意味になります。
相手に質問する時はチョンマリヤ?「本当なの?」という風に使えます。タメ口ですので友人など親しい間柄で使う事ができますね。
정말요(本当です):チョンマルヨ
こちらは先ほど登場した、정말이에요(本当です)を短縮したものです。
正規の文法ではありませんが、韓国では単語にそのまま敬語の意味を持つ요(ヨ)を付けて短縮語として使う事がよくあります。
話し言葉でも、メッセージなどの文章でも日常的に使われているので、韓国人のお友達がいる方などは多く目にしているのではないでしょうか。
진짜(マジ・本当):チンチャ
韓国で代表的に使う「本当」という単語のうちの二つめがこの진짜(チンチャ)です。
「本当」という意味で広く使われていますが、정말(チョンマル)よりもう少しフランクな印象で「マジ・マジで」という意味合いが強くなります。
それにより、年上の方だったり初対面の方など礼儀をわきまえたい場合には使用を控えたほうがいいですね。
この진짜(チンチャ)には本当という意味の他に「本物」という意味があります。
진짜(チンチャ)の反対語は⇔가짜(カチャ)といい「偽物」です。
例としては「そのブランドバッグは本物ですか?」「このアクセサリーは本物の金ですか?」というように使う事ができますね。
정말(チョンマル)と同じように、진짜(チンチャ)の単語だけで使う事ができます。
진짜예요(マジです・本当です):チンチャエヨ
진짜(チンチャ)という単語に敬語の語尾が付いたパターンです。日本語で考えた時に感じる「マジです」の印象と全く同じです。
例えば、仲の良い先輩に対して気軽に使うような感じでしょうか。
この方に対して、この場面に「マジです」はふさわしくないな~と感じたら使うのを控え、先ほど出てきた정말이에요(チョンマリエヨ)「本当です」を使っておけば間違いがないですね。
また、先ほどの例でもあったように「本物ですか?偽物ですか?」の問いに対する返答としてはこの진짜예요(チンチャエヨ)が正しい敬語の返答となります。
진짜야(マジだよ・本当だよ):チンチャヤ
진짜(チンチャ)という単語にタメ口の語尾がついた形です。
フランクな言葉にタメ口の語尾がついているので、友達同士や恋人同士など親しい間柄でよく使います。
진짜요(マジです・本当です):チンチャヨ
こちらは、진짜예요(マジです・本当です)を短縮したものです。
先ほどの정말요(本当です)でも説明した通り、正規の文法ではありませんが、人々の間で本当によく使われている手法です。
「진짜요?」(マジですか?)「진짜요」(マジです)といったように、気軽な間柄で使う事ができます。
いかがでしたか?今回は代表的な二つの単語に絞ってお伝えしました。
「本当」という単語を使うタイミングや使い方、聞こえの印象は日本語と全く同じと考えて大丈夫です。
TPOや関係性、また意味に合わせて使い分けてみてくださいね。
しかし、難しく考える必要はありません。外国人が少しくらい間違えても、少しくらい失礼があっても笑って聞き流してくれるでしょう。
勇気をもってどんどん「本当ですか?」と会話を楽しんでみてくださいね!