여러분 안녕하세요.
토미입니다.
今日は韓国語脳を作る方法についてお話しします。
皆さんは韓国語で何かを話そうとするとき、言いたいことがなかなか出てこなくて、相手をかなり待たせてしまったという経験はありませんか?
しかもそれほど難しくない初級レベルの単語ですら、口から出てくるのにすごく時間がかかったりしませんでしたか?
でも日本語なら意識しなくてもペラペラと言葉がでてきますよね。
これはつまり、皆さんは日本語脳は持っているけれど、韓国語脳はまだ小さい状態だということなんです。
ここで皆さんに質問があります。
皆さんは韓国語で会話するとき、どのようなプロセスを経て話していますでしょうか?
おそらくたいていの方は韓国語を話すときに、まず
①日本語で言いたいことを考えて
②それを頭の中で韓国語に訳して
③そして韓国語で話している
と思います。
しかし、皆さんが普段日本語で話すときは、②のプロセスはありませんし、場合によっては①のプロセスすらないですよね?
ほとんど反射的に言葉が出てきて、それで会話が成り立っていると思います。
しかし韓国語となると、どうしても頭の中で「翻訳」というプロセスが発生してしまうんです。
でも、それでは韓国語で会話するときにキャッチボールがスムーズにいきませんよね?
つまり、「日本語を考えてから韓国語に訳す」というプロセスのままでは、ネイティブの素早いキャッチボールにはなかなかついていけないわけです。
これは何も、会話に限った話ではありません。
頭の中で「翻訳」して理解している人は、韓国語を読むリーディングのスピードも遅くなりますし、相手の話を理解するリスニングの精度も落ちます。
よく、TOPIKなどの試験で、「最後の問題まで解けずにタイムオーバーになっちゃいました」と言っている方がいます。
それは韓国語を日本語に訳して理解しているため、リーディングのスピードが遅くなることが原因です。
この状態が続いてしまうと、
「せっかく単語や文法を覚えたのに全然使いこなせない」
「会話でいつも相手を待たせて、気まずい空気」
「いつまでたっても韓国語が話せるようになる気がしない」
という結末になってしまいます。
では、どうしたらネイティブの会話速度についていったり、韓国語を早く読み込んだりできるのでしょうか?
そのために必要なのがまさに、「韓国語脳」なんです。
韓国語脳を身に着けることができれば、覚えた単語や文法が使いこなせるようになり、また相手の話す韓国語を理解する能力も格段に高まります。
そこで今回は、韓国語脳を作るための具体的な方法を3つご紹介します。
どれもすぐに実践できるものばかりですので、さっそく今日から韓国語脳を一緒に作っていきましょう。
그럼 시작할게요!
韓国語脳ってなに?
そもそも「韓国語脳」とは何かと言いますと、
ズバリ!「日本語を介さずに、韓国語を韓国語のまま理解する能力」です。
実は、日本語を話している時の脳と韓国語を話している時の脳って違うんですよね。
よく私は、「トリリンガルって頭の中はどうなってるんですか?」みたいな質問を受けることがあります。
みなさんは、私が日本語、英語、韓国語の3つの言語を話すとき、どのように考えながら話しているか分かりますか?
実は、私は日本語で考えながら英語や韓国語を話しているのではなく、韓国語を話すときは韓国語で考えているし、英語で話すときは英語で物事を考えているんですよね。
もっと言えば、日本語を使っているときは日本語脳、韓国語を使っているときは韓国語脳、そして英語を使っているときは英語脳を使ってコミュニケーションしているんです。
これは、自分の中に他の言語を話す別の自分がいて、使う言語ごとにパパっと切り替わる感じなんですよね。
語学学習を本当に極めていくと、その言語に染まった新たな自分が登場するんですよね。
逆にたいていの韓国語学習者さんは、まだ日本語脳しかないので、日本語で考えたことを韓国語や英語に訳して話しているということになります。
では、韓国語脳が完全に出来上がったと言える一つの基準は何だと思いますか?
それはズバリ、韓国語で夢を見ることです。
夢って完全に無意識の世界ですよね。
その夢の中で、韓国語で何かを考えたり誰かと会話しているということは、韓国語脳がしっかり出来上がっている証拠といえます。
もちろんそのレベルまでいくのにはかなり時間がかかりますが、「韓国語を韓国語で理解する」という韓国語脳を作っていくことは、今からでも意識していくことで十分可能です。
なお、この動画でも韓国語脳が「ある」とか「ない」とか言った表現を使うことがあります。
ただし、正確には韓国語脳は学習を進める中で少しずつ大きくなっていくものです。
ですので、韓国語で夢を見れなかったから韓国語脳がないとがっかりされる必要はありません。
毎日の学習で確実に韓国語脳を成長させていくことができますよ!
ただし、韓国語脳を作るには、前提としてある程度の語彙、文法、そして発音の3つの知識は必須です。
もちろん、子供の頃から韓国語に触れていれば自然に韓国語脳を作ることは可能ですが、私たち大人は既に日本語の知識や感覚があります。
ですので、まずは語学の基礎となる語彙や文法、発音を学ぶことが、韓国語脳を養うための近道です。
韓国語脳づくりというのは、通常の学習をさらに深める方法になりますので、通常の学習もしっかりされていることが大前提となるわけです。
私の動画を見られている方は、真面目に本気で韓国語を身に着けたいと思ってらっしゃる方ばかりですので大丈夫だと思いますが、韓国語脳づくりは決して、楽してペラペラのような魔法ではありません。ですのでご注意ください。
初級者の方は、まずは単語、文法、発音をしっかり覚えてから、今日話す内容に挑戦するようにしてみてください。
では、ここからは具体的にワークも交えながら、韓国語脳づくりに挑戦していきたいと思います。
韓国語脳を作る方法1
韓国語脳を作るためには、韓国語を学ぶ際に、日本語を介さずにその言葉やフレーズを直接頭の中で理解する必要があります。
例えば、皆さんは「りんご」と言う言葉を聞いたら、その瞬間に頭の中に何が思い浮かびますか?
リンゴのイメージが思い浮かびますよね?
これが日本語脳です。
いちいち、「りんごとは果物の一種で赤くて丸く、甘い食べ物」というリンゴの説明文が思い浮かぶ人はまずいないと思います。
つまり、これと同じことを韓国語でできれば、「りんご」については韓国語脳ができているというわけです。
例えば、사과という言葉を聞いた瞬間に何が思い浮かびますか?
さっきのリンゴと同じイメージがわいてくれば、사과という単語は皆さんの中で韓国語脳になっていると言えます。
사과は簡単なので、イメージがすぐにわいたという人も多かったかもしれません。
では귤はどうでしょうか?
この귤という単語を見た瞬間におそらく皆さんの反応は3パターンに分かれたと思います。
①:なんのイメージも浮かばない
②:귤を「みかん」と訳した後にみかんのイメージが浮かぶ
③:귤を見た瞬間に「みかん」のイメージが浮かぶ
これは、
①は単語を知らない、または覚えていない人
②は日本語脳で韓国語を理解している人
③が韓国語脳ができている人
です。
①の人が②になるには、単語学習が必要です。
知らない単語で韓国語脳が作られることは決してありません。
まずはしっかり単語学習をしていきましょう。
次に②の人が③になるには、あるコツがあります。
それがずばり、イメージ化です。
つまり、
귤→みかん ではなく
귤→みかんのイメージ
にするということです。
単語を言葉として理解する段階を超えて、イメージとして理解していくということです。
ではここで、実際にみかんのイメージを出します。
ではこのみかんのイメージを見ながら、大きな声で귤と5回言ってみましょう。
귤, 귤, 귤, 귤, 귤
はい、これでもう皆さんは、「귤=みかんのイメージ」がしっかりと脳に刻まれたはずです。
そして、次回귤という単語を聞いたら、今日お見せしたみかんのイメージが浮かぶこと間違いなしです。
こうやって、イメージと単語を結び付けて覚える「イメージ化」が、韓国語脳づくりのファーストステップになります。
「先生、でもそんなイメージ画像、どうやって探せばいいんですか?」って思いますよね。
そこでお勧めなのが、どうしても覚えられない単語に出会ったときに、GoogleやNaverで「画像検索」してみることです。
皆さんはおそらく、知らない単語を調べるときに、例えば「궁금하다 意味」のように検索していますよね?
そうすると「気になる」のような検索結果が表示され、それを覚えていると思います。
もちろんこれでもいいのですが、ここでさらに궁금하다をGoogleで画像検索してみてください。
そうするとこのような検索結果が表示されます。
この中で、さらに自分が良いなと思う画像を選んで画面に大きく表示させた状態で、大きな声で궁금하다と5回言ってみてください。
こうすることによって、次回궁금하다と言う単語に出会ったときに、「気になる」という日本語訳よりも先に、この画像が思い浮かぶようになります。
こうすることで、日本語を介さずに韓国語をそのまま理解できるようになってくるわけです。
この訓練をしていくと、「불고기」と聞いたら、日本の焼き肉のようなイメージではなく、本物の韓国の「불고기」を思い浮かべるようになります。
あるいは「김치」と聞くと、日本のスーパーに売っているようなキムチのパックではなく、韓国でよく見かけるような、お皿に盛られたキムチのイメージが浮かぶようになるのです。
このように、単語を聞いたときに日本語を思い浮かべず、すぐにイメージで理解するように訓練することがポイントです。
ただ、全ての単語を画像検索をしながら、見ていくと膨大な時間がかかってしまい、効率が悪くなります。
ですので、どうしても覚えられない単語だけを画像検索するようにしてください。
韓国語脳を作る方法2
先ほどのイメージ化に加えて、さらに韓国語を韓国語のまま理解するのに役立つ方法があります。
ここで皆さんに1つ質問させてください。
皆さんは無意識に発する言葉ってありませんか?
「そんなのないです!」と思うかもしれませんが、おそらく毎日何度も、無意識に発している言葉ってあるはずなんです。
例えば友達が「私、宝くじで1億円当たっちゃった!」と言って来たら、皆さんは何と言いますか?
うそ?
本当に?
と言ったりしませんか?
このように、とっさに出てくる「本当に?」「ショック!」「眠い…」などの言葉を発するときって、無意識に言葉が出てきているんです。
こういうときは、何かの状態や出来事に感情が動かされて、それを表現するために自然と言葉が出てきているわけです。
ショッキングな出来事が起こったときに、「こういうときはショックというべきだ」と考えてから「ショック」と言う人はいないですよね?
間髪入れずに「ショック!」と言っているのではないでしょうか?
なぜなら、言葉と感情というのはとても深くつながっているからなんです。
ですから、韓国語も感情と深く結びつけていくことで、日本語を介さずにとっさの一言のように出てくるようになります。
そのためにどうすればいいかと言いますと、ズバリ!「感情をこめて韓国語を音読すること」です。
感情をこめて韓国語を音読することで、その感情と韓国語がリンクするわけです。
つまり、韓国語を「感情化」させるわけです。
例えば、小さい子供が日本語を覚える時は、何かを体験した時の感情を、「やーだ」とか「ちょーだい」といった言葉にすることで、その場面にふさわしい日本語を身に着けていきます。
これを意図的にやっていこうというのが、この感情化の練習です。
この感情化は、特に形容詞の単語を韓国語脳化させるのにとても効果的です。
例えば、맛있어요という韓国語を、「おいしい」という感情を込めて読んでみることで、맛있어요という韓国語と「おいしい」という感情が結びつきます。
この時に、感情をこめて音読するだけでなく、親指を立てるなどのジェスチャーも加えるとさらに効果的です。
こうやって、全身を使って「おいしい」という感情と맛있어요という韓国語をリンクさせていくわけです。
では実際に一緒に맛있어요と5回感情をこめて言ってみましょう。
親指を立てて元気よくいきますよ!
맛있어요, 맛있어요, 맛있어요, 맛있어요, 맛있어요
これを繰り返していくと、おいしいものを食べた時に、とっさに맛있어요という言葉が出てくるようになります。
この感情化のポイントは2つあります。
1つ目は、場面をイメージするということです。
맛있어요ならおいしいご飯を食べているシーンをイメージしながら音読した方が良いです。
つまり、先ほどのイメージ化も駆使しながらおこなうということです。
ですから例えば、아파요なら膝が痛くて歩けなくなっているシーンをイメージした方が、より深く脳に焼き付けられます。
そして2つ目は、大げさにやるということです。
例えば아파요なら感情も大げさなくらい込めて、ジェスチャーもしっかり膝を抑えて아파요と言うようにしてみてください。
では、膝を抱えて痛々しい感じで아파요と5回言ってみましょう。
아파요, 아파요, 아파요, 아파요, 아파요
どうでしょうか?痛いという感情と아파요という韓国語が強く結びついたことを感じられましたでしょうか?
このように、感情も駆使して韓国語を深いレベルで自分のものにしていきましょう。
韓国語脳を作る方法3
次は韓国語脳を作る3番目の方法になります。
ここでまた、質問をさせて下さい。
皆さんは普段、何か考え事をするときに、何語で考えていますか?
おそらく100%日本語で考えていますよね?
このように、無意識に日本語で物事を考えているのは、皆さんが日本語脳を持っているからです。
では韓国語脳を作っていくにはどうしたらいいかと言いますと、ズバリ、「韓国語で考える」回数を増やしていけば良いわけです。
つまり、自分の頭の中に入ってきた情報を、韓国語に言語化していくということです。
この言語化では、考えるといっても、頭の中で無言で考えるよりも、実際には声に出しながら韓国語で考えていくことになります。
ですので、ある意味ひとり言だと言えます。
ただし、これまでもスピーキング練習のためのひとり言については何度か紹介してきましたが、今回のひとり言は「韓国語脳を作るためのひとり言」になります。
それと、いきなり韓国語で考えるといっても無理がありますので、この言語化の練習にはいくつかのステップを踏んでいく必要があります。
ステップ1は、「見える物すべてを韓国語で言う」です。
今皆さんは「パソコン:컴퓨터」か「スマートフォン:스마트폰」を見ていますよね?
また、家の中には「家族:가족」がいて、「服:옷」や「本:책」があって、「カーテン:커튼」や「布団:이불」がありますよね。
外に出れば「車:자동차」や「自転車:자전거」が見えて、「学校:학교」や「お店:가게」もありますよね。
そういった目に入ってきたものを、まずは単語レベルでいいので、すべて韓国語で言っていくわけです。
おそらく、家の中にあるものを全て表現するだけでも、100個以上の単語が必要になってくると思います。
さらに慣れてきたら、「黒いイス:검은 의자」とか「汚れた服:더러운 옷」のように、頭に形容詞を加えて表現できるとなお良いですね!
もちろん知らない単語は調べたりしながら、まずは自分の周り1m以内にあるものは、一通り韓国語で言えるようになっていきましょう。
それがある程度できたら、次のステップに進みます。
ステップ2は「状況を韓国語で説明する」です。
先ほどは単語でしたが、ここからは文章になります。
例えば、「壁に紙が貼ってある:벽에 종이가 붙어 있다」とか、「子供がお菓子を欲しいと言っている:아이가 과자를 주라고 말하고 있다」のような感じです。
ポイントはあくまでも、今見えている物やできごとを、客観的にたんたんと韓国語で表現するということです。
慣れてきたら、文章も少しずつ長くしていくといいですね。
そうやって少しずつ、自分の脳に入ってくる情報を、日本語ではなく韓国語に言語化させていくわけです。
実際にやってみると分かりますが、最初は本当に簡単な状況の説明でさえも、どう表現していいか分からず時間がかかると思います。
しかし、これに慣れてくるとだんだんとあらゆることを韓国語で表現できるようになってきますよ。
これがある程度できるようになったら、次のステップ3は自分の考えを韓国語化させていきます。
これは、いわゆるひとり言の練習にかなり近くなります。
違いとしては、あくまでも今自分の頭の中に浮かんでいる考え事や感情を韓国語化させる、ということです。
自分との対話型ひとり言だと思ってください。
例えば、
明日は何時に家を出ればいいんだっけ?スケジュール確認しないと。
내일은 몇시에 집을 나가면 좋을까? 일정 확인해야지.
今日の夕食はカレーとラーメンどちらがいいかな?
오늘의 저녁 식사는 카레와 라면 중 어느 쪽이 좋을까?
うちの子、そろそろ塾に通わせようかな?でも費用が高いよね。
우리 아이, 이제 학원에 다니게 할까? 하지만 비용이 비싸지.
のような感じです。
ステップ1やステップ2の内容は、それを日本語で考えることはあまりなかったと思いますが、ステップ3の内容は日本語でも普段から考えているようなことになります。
この段階に来ると、「韓国語で考える」が増えると同時に、「日本語で考える」が減っていくことに気づきます。
実は、韓国語脳を作っていこうとすると、自然と日本語で考える時間が減っていくんです。
この言語化の練習は、最初は実際に声を出して練習すればいいですが、慣れてきたら心の中の声でもかまいません。
重要なことは頭の中の情報を韓国語で表現することに脳を慣れさせていくことです。
まとめ
ということで、今日は韓国語脳を作る3つの方法として、イメージ化、感情化、言語化の方法をご紹介しました。
イメージ化は、韓国語を画像と一緒に記憶することで、韓国語とイメージをリンクさせて記憶する方法でした。
感情化は、韓国語を感情をこめて音読することで、感情と韓国語をリンクさせて記憶する方法でした。
そして言語化は、目の前の物事や自分の考えを韓国語で表現することで、韓国語で考える習慣をつける方法となります。
韓国語脳は「できた」とか「できてない」というよりも、この単語は韓国語脳なっている、この表現は韓国語脳にまだなっていない、というように、徐々に出来上がっていくものです。
今回お伝えした内容を意識しながら韓国語学習を進めていくことで、より早く韓国語脳が出来上がっていくことは間違いありません。
ぜひ、韓国語で夢を見ることを夢見て、これからも韓国語脳づくりに邁進していきましょう!
それと最初にも言いましたが、これらは単語と文法、発音を覚えられていることが前提となります。
初級者の方は、まずは講座の内容をしっかり学習してから、今日の方法に取り組んでみて頂けたらと思います。
以上です!
ということで今回は、「韓国語脳の作り方」をお伝えしました。
また、今後も韓国語を真剣に学びたい人に役立つ情報をがんがん配信していきます。
ではまた次回の動画でお会いしましょう!
그럼 오늘도 행복 가득, 웃음 가득한 하루 되세요!
한국어 화이팅, 화이팅, 화이팅!!