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韓国の家族・親戚の呼び方一覧!家系図で詳しく解説!

여러분, 안녕하세요. 토미입니다.

みなさん、韓国語で家族の呼び名をどれくらい知っていますか?

韓国語を少し学ばれた人なら知っているかもしれませんが、韓国の家族の呼び方って、日本のよりもすごい複雑なんですよね。

例えば、おじやおばの呼び方も父方と母方で違ったりします。

でも、韓国人は普通に使い分けていますし、韓国のドラマとか見たらこういった家族の呼び名がしょっちゅう飛び交っていますよね。

そこで今回は、難しいけど知っておきたい、韓国の家族の呼び名について徹底解説したいと思います。

この記事を読めば、家族ドラマを見た時に、家族の構図もすぐに分かるようになりますし、単語も聞き取れるようになりますよ。

まずは、全体像を理解していただくために、イラスト付きの家系図を準備してみました。こちらです!

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真ん中の赤丸で囲われた女の子が自分の位置だと思ってください。そして、右側にお兄さんお姉さん、左側に弟妹、上に祖父母、父母、下側に子ども、孫という図式になっています。

覚えたい方は、ぜひ印刷して、壁などに貼っておいたらいいと思います。

ではまず、2親等以内の家族の呼び方からご紹介していきたいと思います。

2親等+甥姪の呼称

まずはおじいさん、おばあさんからです。これは父方か母方かで少し呼び方が変わります。

父方のおじいさんは할아버지, おばあさんは할머니です。

母方のおじいさんは외할아버지, おばあさんは외할머니と呼びます。この외とは何かというと、韓国の家系図では父方のことを친가, 母方のことを외가と呼びます。その외の字を家族の呼称につけるんです。

そして、お父さんは아버지、お母さんは어머니です。아빠、엄마とも言いますよね。日本語に訳すとパパ、ママみたいになるのかもしれませんが、こどもがそれなりに大きくなってもよく使われます。特に娘は20代、30代になって使ってもそこまで違和感を感じない所があります。

だけど、息子は結構、成人になると、お父さんのことは、아버지という傾向がある印象を受けます。それは、父親と母親との距離感もあるのかも知れないですね。

最近の20代、30代では男性・女性問わず아버지より아빠と呼ぶ人が多いです。

もちろんどの地域出身かや育った環境によって아버지と呼ぶ人もいますが、最近の若い人たちは아버지, 어머니より엄마, 아빠と呼ぶのが普通です。

次は兄弟ですね。兄弟は韓国語では형제といいます。姉妹は자매ですね。男女が混ざった呼び方は、남매となります。

兄弟を呼ぶときは、自分が男性なのか女性なのかで呼び方が変わります。

弟が兄を呼ぶときは형といいます。妹が兄を呼ぶときは오빠となります。

弟が姉を呼ぶときは누나となります。妹が姉を呼ぶときは언니となります。

ちなみにこの형, 오빠, 누나, 언니は実際の家族関係に無くても、親しい年上の人に対して良く使います。特に男性は年下の女性から오빠と呼ばれるとすごく嬉しいみたいですね。

次は弟妹です。弟は남동생、妹は여동생と呼びます。まとめて동생と言ったりもします。これは自分の性別に関係なく、同じ呼び方をします。そして、ここも家族関係でなくても、親しい後輩の事も、동생と呼びます。

ですので、韓国は家族も大事にするし、友達、先輩、後輩もこの家族のように呼ぶ文化があります。

また、弟がお兄さんの奥さんのことは형수と言います。たいていは敬意を表すために、형수님と言います。また、お姉さんの旦那さんは형부と言います。でも、不思議と형수님には、님が付くのに、형부を呼ぶときには、형부だけですね。

妹がお兄さんの奥さんのことを呼ぶときは올케, 새언니, 언니と呼びます。언니と呼ぶのが一般的です。逆に、お姉さんが弟の奥さんを呼ぶときは올케と呼び、妹の旦那さんを呼ぶときは제부と呼びます。

次は自分の子どもや、孫の呼びかたです。息子は아들、娘は딸と呼びます。そして、日本と違うのが、아들, 딸を呼ぶときです。よくドラマとかで、

아들, 어디 가? 息子、どこ行くの?

우리 딸 정말 잘했어. うちの娘、本当に良くできたね。

のように、息子、娘がいる前で、名前を呼ぶかのように、아들, 딸という単語を使うんですよね。これは、日本語とはちょっと違う表現です。

次に、孫は손자ですが、孫娘と言いたいときは손녀と言います。

それと、甥は조카, 姪は조카딸となります。남자조카, 여자조카と呼ぶことも多いです。

ちなみに赤ちゃんは애기, 小さい子供は어린이と呼びます。

3親等以上の親族

ここまでは結構知っている人も多かったのではないでしょうか。ではここからはいよいよ三親等以上の親族の呼び方をご紹介していきます。

これは、先ほど紹介した친가と외가で呼び方が変わってきますので、まずは친가、父方の親族の呼び方からご紹介します。

まず、お父さんのお兄さんは큰 아버지と言います。また、お父さんの弟は작은 아버지となります。それぞれの奥さんは큰 어머니, 작은 어머니となります。

ちなみに、お父さんの男兄弟のことを、삼촌と言ったりもします。삼촌とは何かというと、삼は数字の3、촌は日本で言う何親等のことだと思ってください。ですから、おじさんは3親等目に当たるので、삼촌と言うんですね。

ただし、삼촌は結婚前の男性に対して使いますので、結婚したら큰 아버지、작은 아버지と呼び方が変わります。

삼촌はまた、언니, 오빠と同じように、血のつながりがなくても、親しいおじさんにも使うことが出来ます。

次に、お父さんの女兄弟は、姉でも妹でも고모と呼びます。そして、その旦那さんは고모부となります。

そして、お父さんの兄弟の子ども、日本で言う父方の従妹にあたるのが사촌です。これは先ほどの삼촌と同じ原理で、4親等目という意味合いになり、従妹の性別に関係なく使います。

でも実際に従妹のことを呼ぶときは、この사촌に兄弟の呼び方をくっつけて、사촌 형, 사촌 언니, 사촌 동생と言ったりします。

次は母方の家系、외가です。

まず、お母さんの男兄弟は외삼촌となります。先ほどの삼촌に외가の외が付いた形です。외삼촌の奥さんは외숙모といいます。

そしてお母さんの女兄弟は이모となります。また、その旦那さんは이모부と呼びます。

この이모という表現は、食堂で働いているおばさんとかに親しみを込めて言う時にも使います。

「이모, 여기 물 좀 주세요.」は、おばさん、ここに水少しください。という意味になるのですが、おばさんの[아줌마]を使うより、この[이모]を使った方が、親近感が一気にアップします。

これも、고모 をこのように使うことはないので、お母さんの女兄弟の方が、文化的にも親しみがあるのかも知れませんね。

そして、お母さんの兄弟の子ども、つまり母方の従妹は외사촌となります。そしてその子どもたちは외조카と呼ばれます。

はい、いかがだったでしょうか?実は韓国語には家族、親族の呼び方はもっとたくさんあります。先ほどの삼촌と큰 아버지のように、同じ人に対して別の呼び方をするときもあります。

ただ、今回の呼び方を知っておけば、ドラマを見ていても、登場人物の人間関係を理解するうえでも十分役立つと思います。

このページの最後に、今日紹介した家族・親戚の呼称を一覧表示していますので、ぜひご覧ください。

以上です。ではまた次回お会いしましょう!

한국어, 화이팅, 화이팅, 화이팅!

家族・親戚の呼び方一覧

韓国語日本語
할아버지おじいさん
할머니おばあさん
아버지お父さん
어머니お母さん
형/오빠お兄さん
누나/언니お姉さん
형수/올케兄の妻
형부姉の夫
남동생
여동생
남편
아내
아들息子
손자
손녀孫娘
조카
조카딸
큰 아버지/삼촌父の兄
큰 어머니父の兄の妻
작은 아버지/삼촌父の弟
작은 어머니父の弟の妻
고모父方の叔母
고모부父方の叔母の夫
사촌父方の従妹
외삼촌母方の叔父
외숙모母方の叔父の妻
이모母方の叔母
이모부母方の叔母の夫
외사촌母方の従妹
외조카母方の従妹の子