여러분, 안녕하세요. 토미입니다.今日は韓国語の発音変化のルールを総まとめしてお伝えしたいと思います。
発音のルールについては以前だした動画でも解説してはいるのですが、今回はその時カバーできなかった内容も含めて、改めて全て解説していきたいと思います。
この動画でカバーする発音変化は、有声音化、連音化、鼻音化、流音化、ㄴ挿入、激音化、濃音化、口蓋音化、ㅎの変化、です。おそらく、ここまで幅広く発音変化をカバーしている動画は他にはそうないと思います。
韓国語の発音変化は確かに難しい部分もありますが、だからこそ初級者の段階で早めに理解し、マスターしてしまった方がいいです。なぜなら、韓国に1年留学していたような人でも、この部分をあいまいにしていて、間違った発音を使い続けているなんてことがよくあるからです。
ちなみに、どのくらい正しい発音を理解しているか確認する簡単な方法は、以前紹介した「16万ウォン」です。この単語には複数の発音変化が含まれているので、その答えしだいで、どの程度発音変化について理解しているかチェックすることができます。
この動画を見て、自分は韓国語の発音に自信がないなと思った方も大丈夫です。この動画を最後まで見れば、今よりもずっと、発音変化に自信を持てるようになるはずです。
なお、この発音変化のルールに当てはまらない単語もあります。でも、ルールを知っているだけで発音への理解は格段に上がるはずです!
では、さっそく、韓国語の発音変化について、一つずつ見て行きましょう。
그럼 시작할게요!
有声音化
まずは有声音化です。有声音化とは要は濁音になるということです。日本語でも夏の空のことを夏空(なつぞら)と言って、「そら」が「ぞら」になりますよね。それと同じだと思ってください。
ルールとしては「パッチムのない文字の後、またはㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇのパッチムの後に、ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈの音が来ると、有声音化する」です。このㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈを覚えるのに、바다가자 (海行こう!)と覚えても良いと思います。
具体的な例を挙げると、아버지は文字を一つずつ読んでいくと아, 버, 지(あぽち)ですが、一つの単語として読むと아버지(アボジ)になります。
他にも부부は一つずつ読んでいくと부, 부(ププ)ですが、一つの単語として読むと부부(プブ)になります。
ここまではある程度慣れてくれば簡単だと思います。ただし、日本人が良く間違えやすいポイントがいくつかありますのでご紹介したいと思います。
これ(안 봤어요)は何と読むでしょうか?「アン パッソヨ」と読んでしまった人が多いのではないでしょうか。正解は「アン バッソヨ」でした。봤어요だけだと「パッソヨ」と読むのですが、頭に안が付いたりして文の中に入ってくると「バッソヨ」に有声音化します。
他にも、これ(어디 가요)は「オディ カヨ」ではなく「オディ ガヨ」となります。このように単語単体の時の発音と、文中での発音が違うことがありますので注意してください。
もう一つ、日本人が注意すべきポイントがあります。それは日本語で語頭に濁音が付いている単語を、勝手に有声音化させてしまうということです。
例えば皆さん大好きなこれ(드라마)、何と読むでしょうか?「ドゥラマ」と読んでしまった方が多いのではないかと思いますが、正解は「トゥラマ」です。
これは、日本語ではドラマですので、そのドの音につられて勝手に濁音にしてしまったパターンです。あとは준비を「ジュンビ」と読んでしまうとかですね。
このように、有声音化は日本語に似ていますが若干違いがあるため、まずはしっかりとルールを理解した方が早く習得できると思います。
連音化(リエゾン)
次は連音化、リエゾンです。連音化とは音をくっつけて発音することです。ルールとしては「パッチムの後に母音が来た場合、パッチムと母音を結合して発音する」です。
例えば음악であれば음のㅁがその後ろの악と結合して으막となります。먹어요であれば、먹のㄱとその後ろの어が結合して거という発音になり、머거요となります。
この머거요の거のように、ㄱ, ㄷ, ㅂの音が連音化すると、同時に有声音化が起こりますので注意してください。한국어も[한구거]となりますよね。連音化と有声音化はセットで発生しやすい発音変化の一つです。
また、ダブルパッチムの時は左側のパッチムはそのまま残り、右側のパッチムだけが母音と結合します。ですから、젊어요(若いです)は[절머요]、앉아(座って)は[안자]となります。
ここでも注意すべきポイントがあります。1つ目は、当然と言えば当然ですが、パッチムがㅇで、次に来る子音がイウンの場合はリエゾンは起こりません。ですから중요は중요、종이は종이とそのまま読みます。
2つ目は、ㅎパッチムの後に母音が来ると、ㅎパッチムは発音しなくなります。例えば좋아 (いいね) は[조아]、싫어 (いやだ) は[시러]となります。ㅎパッチムは結構特殊な音の変化をしますので注意が必要です。詳しくはのちほど解説します。
鼻音化
次は鼻音化です。ここからはかなり音が変わってきますので、しっかり理解していきましょう。鼻音化のルールは、大きく3つあります。1つ目は「ㄱ,ㄷ,ㅂ,の音のパッチムの後にㄴ,ㅁの子音が続くと、パッチムの発音がそれぞれㅇ,ㄴ,ㅁになる」です。
例えば、박물관 (博物館)は[방물관]、믿는(信じる)は[민는]、감사합니다 (ありがとう)は[감사함니다]となります。
ではこれ(한국말)は何と発音するでしょうか?한굼말と発音してしまった人が多いのではないでしょうか?これは한궁말と発音します。日本人はこのように、鼻音化の後にㅁがくると、鼻音化した音もㅁで発音しがちですので注意してください。
ルールの2つ目は「ㅁ,ㅇのパッチムの後にㄹの子音が続くと、後ろの子音がㄴになる」です。
例えば、심리학 (心理学)は[심니학]、종류 (種類)は[종뉴]になります。
ルールの3つ目は「ㄱ, ㄷ, ㅂのパッチムの後にㄹの子音が続くと、パッチムがそれぞれㅇ, ㄴ, ㅁになり、後ろの子音がㄴになる」です。例えば학력 (学歴)は[항녁]、답례 (お礼)[담녜], 합리적 (合理的)は[함니적]となります。
流音化
次は流音化です。ルールとしては「ㄴの前後にㄹがあると、ㄴがㄹになる」です。例えば、관리 (管理)は[괄리]、잃는 (失う)は[일른]となります。
これはとにかく、ㄴの前後にㄹがあれば発生する変化なので分かりやすいと思います。ただし、漢字語の場合はㄴがㄹにならず、逆にㄹが鼻音化してㄴになる場合もあります。
例えば결단력(決断力)は[결딴녁]、횡단로(横断歩道)は[횡단노]となります。
特に単語の最後が력(力), 률(率), 료(料), 량(量)になっている場合にこう変化しますので注意してください。
ㄴ挿入(ㄴ添加)
次はㄴ挿入です。ㄴ添加と言われることもあります。例えばみなさん、これ(부산역)何と読みますか?おそらく부사녁と読んでしまった方が多いのではないでしょうか?
確かに先ほどリエゾンのところで、パッチムが母音とくっつくと言う話をしましたが、その例外ともいえるのがこのㄴ挿入なんです。
ルールはこうです「合成語や派生語において、前の文字がパッチムで終わり、後の文字が야, 여, 요, 유, 이, 얘, 예である場合、ㄴの音が挿入されて냐, 녀, 뇨, 뉴, 니, 냬, 녜になる」です。
ですから부산역(釜山駅)は[부산녁]、웬일(どういうこと)は[웬닐]となります。このㄴ挿入は文末に요が付くとしょっちゅう発生します。~군요は[군뇨]と発音しますし、저는요は[저는뇨]と発音します。
そしてここでも、ㄴ挿入によって変化した音が、さらなる鼻音化や流音化を発生させたりします。
例えば밭일の場合、일のㅇにㄴが挿入されて닐となり、その닐によって今度は밭のㅌが鼻音化されて반になり、結局반닐という発音になります。
他にも서울역の場合、역のㅇにㄴが挿入されて녁となり、その녁が直前にある울によって流音化されて력になり、結局서울력という発音になります。
ただし、ㄴ挿入が発生しない単語もたくさんあります。例えば、한약は普通にリエゾンして하냑になります。
濃音化
次は濃音化です。これには特殊なルールがいつくかありますが、まずは基本からご説明します。基本のルールは「ㄱ,ㄷ,ㅂの音のパッチムのあとにㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅅ,ㅈの子音が続くと、後ろの子音がそれぞれ濃音のㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅆ,ㅉになる」です。
例えば없고 (無くて)は[업꼬]、책상 (机)は[책쌍]、꽃밭 (花畑)は[꼳빧]、꽃다발(花束)[꼳따발]となります。
あれ、でもㄱ,ㄷ,ㅂの音のパッチムのあとって言っていたのに、꽃밭や꽃다발のパッチムはㅊですね。基本的に、ㄷ, ㅌ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ,ㅎのパッチムは全てㄷパッチムの発音になります。ですので、꽃はㅊパッチムですが、発音は[꼳]のㄷパッチムになるんです。
ではここから、特殊ルールをじゃんじゃんご紹介していきたいと思います。一度に全て覚える必要はありませんので、こんなものもあるのかと言うことで頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。ではいきましょう!
特殊ルール1「漢字語のㄹパッチムの後にㄷ, ㅅ, ㅈが続くと濃音化する」例えば발달(発達)は[발딸]、실수 (失敗)は[실쑤]、결정 (決定)は[결쩡]となります。
特殊ルール2「未来形を表すㄹの後にㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈが続くと濃音化する」例えば먹을 것(食べるもの)は[머글 껃]、갈 데 (行く所)は[갈 떼]となります。
特殊ルール3「語幹がㄴ, ㅁの音で終わる場合、その後にㄱ, ㄷ, ㅅ, ㅈが続くと濃音化する」例えば앉다(座る)は[안따]、신고 (履いて)は[신꼬]となります。
特殊ルール4「複合語や合成語で、前の単語のパッチムがㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇの音の場合、その後にㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈが続くと濃音化する」
例えば잠자리(寝床)は[잠짜리]、된장국 (テンジャングック)は[된장꾹]となります。特殊ルール5「漢字語の中に接尾辞的な要素が入っている場合は濃音化する」
例えば사건(事件)は[사껀]、문제점 (問題点)は[문제쩜]となります。特殊ルール6「[~のもの]という意味での것や거は濃音化する」例えば제 것(私の物)は[제 껃]、토미 거 (トミの物)は[토미 꺼]となります。
激音化
次は激音化です。ルールは「ㅎのパッチムの前後にㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈの子音が続くと、後ろの子音がそれぞれㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅊになる」です。
例えば축하해(おめでとう)→[추카해]、입학 (入学) →[이팍]、맞히다(当てる)→[마치다]となります。また、ㄶ,ㅀの後にこの4つの子音が続いた場合も激音化します。
例:많다 (多い) →[만타]、잃지 않다(失わない) →[일치 안타]これはルールさえ分かればそれほど難しくなかったのではないかと思います。
口蓋音化
次は口蓋音化です。口蓋音って聞いたことない人も多いと思いますが、要はㅈ, ㅊのことだと思ってください。そしてこの口蓋音化のルールは「ㄷ, ㅌ, ㄾのパッチムのあとに이が続くとㅈ,ㅊ,ㄹㅊになる」です。
例えば、굳이 (あえて)は[구지]、같이 (一緒に)は[가치]、핥이다 (舐められる)は[할치다]となります。また、ㄷのパッチムのあとに히が続くとㅊになります。
例えば、묻히다 (埋まる)は[무치다]、닫히다 (閉まる)は[다치다]となります。ただし、後ろにつく이や히が独立した単語の場合は口蓋音化しません。例えば、홑이불 (一枚布団)は[혼니불]となります。
ㅎの発音変化
次はㅎの発音変化です。ㅎはとても特殊な変化をするので注意してください。また変化の種類もいろいろありますので、いったん一通りざっと理解していただければいいと思います。
1つ目はㅎの弱音化です。弱音化ってなんだ?と思うかもしれませんが、要はㅎがㅇになると思ってください。ルールとしては「ㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇや母音の後のㅎは弱音化する」です。
例えば、전화(電話)は[저놔]、잘해요(上手です)は[자래요]となります。
2つ目はㅎの無音化です。これはその名の通り、ㅎがあっても、無いものとして発音すると言うことです。ルールとしては「ㅎの後に母音が来る場合はㅎを発音しない」です。これは、リエゾンの部分でも説明しましたが、例えば좋아(いいね)は[조아]、싫어(いやだ)は[시러]となります。
3つ目はㅎの鼻音化です。ルールとしては「ㅎの後にㄴが来ると、ㅎがㄴになる」です。例えば놓는(置く)は[논는]、쌓는(積む)は[싼는]となります。
終わりに
久しぶりに本当に難しいコンテンツをあげてみました。私がすべての法則を理解して、そのたびに頭で考えて発音しているというよりは、韓国語に触れている圧倒的な絶対量があるので、自然にこのように発音するようになりました。
でもその境地にいたるためには、時間もかかるので、そうするよりも、理論でまずはある程度、理解して、発音変化のある単語を見るたびに、確認していくと、明確に発音を改善できる思います。そして、ある程度、理論を抑えておくと、次からは感覚で、この発音になるだろうなとわかるようになってきます。
以上です。ではまた次回お会いしましょう。
한국어 화이팅 화이팅 화이팅!