여러분 안녕하세요.
토미입니다.
皆さんの中には、韓国ドラマを毎日のように見ている、という方もいらっしゃると思います。
もう見過ぎて見過ぎて、これ以上見たら生活に支障をきたすかも!というほど韓ドラにはまっている方も多いのではないでしょうか?
韓国ドラマの中毒性ってすごいですよね。
中には、これだけ韓国ドラマを見ているんだし、リスニング力もついてきているのでは?と思っている人もいるかもしれません。
しかし、まず最初に結論をお伝えします。
ほとんどの方は、韓国ドラマでリスニング力を伸ばせていません。
えー!韓国ドラマを見てもリスニング力は付かないの?って思いますよね。
誤解しないでいただきたいのですが、ドラマでリスニングが伸びないわけではありません。
ただし、たいていの方は伸ばせていないんです。
そこで今回は、なぜほとんどの学習者さんが韓国ドラマでリスニング力を伸ばせないのか、そしてリスニング力を身に着ける方法について解説していきたいと思います。
以前に私は、「韓国ドラマでリスニング」という動画を作ったのですが、今回はそのアップデートバージョンだと思って下さい。
皆さんのリスニング学習の考え方が根本から覆される内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
그럼 시작할게요.
「ドラマでリスニング」が失敗する理由①
「ドラマでリスニング」が失敗する理由の1つ目は、「教材として使えていない」です。
韓国語の勉強方法をインターネットで検索すると、「韓国語は映画やドラマ、歌で覚えました」と発信している人をよく見かけたりしますよね。
映画やドラマを見るだけ、歌を聞くだけで韓国語が話せるようになるとしたらそれはとても楽しく勉強できそうですし、すぐ実践できるためマネしたくなる気持ちも分かります。
ですが、ほとんどの人は韓国ドラマを、ドラマとして楽しむために視聴していて、
「ついでにリスニング」という形で使っています。
特に、日本語の字幕を目でずっと追いながらドラマを見てしまうと、韓国語学習としてはほとんど意味をなさなくなります。
韓国語学習という観点で言えば、日本語字幕はあくまでも補助的なものです。
日本語字幕の次は韓国語字幕で見る、最後には字幕なしで見る、というようにステップアップしていく必要があります。
どんなに好きなドラマだったとしても、韓国語学習の教材として使う場合は、ドラマ自体を楽しむことよりも、「単語や文法、発音の勉強に使っているんだ」という意識を強く持って視聴することが大切です。
ドラマとして楽しむ時間と、教材として学ぶ時間はしっかりと区別するようにしましょう。
ちなみに、どういうドラマが教材として適切かについては、「韓国ドラマでリスニング」の動画でも解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。
「ドラマでリスニング」が失敗する理由②
「ドラマでリスニング」が失敗する理由の2つ目は、「リスニングしかしてない」です。
実はここからが本題となります。
皆さんは韓国ドラマを見ている時、体のどの部分を使って韓国語を学んでいますか?
ほとんどの方が、耳で韓国語の音声を聞いている、と答えると思います。
実はこれが、リスニング力がアップしない原因なんです。
どういうことか説明していきたいと思います。
ほとんどの韓国語学習者さんは、リスニング力をアップさせるための勉強の順番を、
①単語学習
②リスニング練習
だと考えています。
だから単語の意味さえ分かったら、あとはたくさんその単語を聞きさえすれば、リスニング力が上がると思っているんです。
確かにこれでもいつかは聞き取れるようになりますが、これはあまり効率的なリスニングの学習方法ではありません。
正しいリスニングの学習プロセスはこうなります。
①単語学習
②スピーキング練習
③リスニング練習
えー!リスニングより先にスピーキングなの?って思いますよね。
分かりやすいように例を使ってご説明します。
今から、とっても簡単なリスニング動画を流します。
2秒ほどのフレーズで、使っている単語も難しくありませんので、ぜひ聞き取ってみてください。
どのくらい聞き取れるかのテストです。하나 둘 셋!
どうでしたでしょうか?
短かったですが、全然わからなかったと思った方が多かったのではないでしょうか?
ちなみに音声はこのように言っていました。
동네 아르바이트를 혼자 다 하네
町内のアルバイトを一人で全部してるね
これは、25・21のドラマの一場面の映像でした。
ではどのようにしたら、韓国語が聞き取れるようになるのでしょうか?
先ほど私は、リスニング力をアップする勉強の順番として、
①単語学習
②スピーキング練習
③リスニング練習
とお伝えしました。
ですのでこの順番にそって、リスニング力がアップする方法について説明していきたいと思います。
リスニング力アップの方法①:単語が分かる
まずは単語です。
今回の単語はどれも難しくないものばかりですので、簡単にご紹介します。
동네は初級単語で、「町内」という意味です。
아르바이트は中級単語で「アルバイト」という意味です。
読んだそのままなので全く難しくないと思います。
これに「~を」を表す를がついて、「アルバイトを」となっています。
혼자も初級単語で、文脈によって「一人」と訳したり「一人で」と訳したりします。
ここでは「一人で」となります。
다も初級単語で、「全部」という意味です。
하네は「する」という意味の하다に、「~ね」という文法の네がついています。
直訳は「するね」ですが、ここでは分かりやすくするために「してるね」と訳しています。
これをつなげると、
동네 아르바이트를 혼자 다 하네
町内のアルバイトを一人で全部してるね
となります。どうでしょうか?
使っている単語も文法も、ほとんどが初級レベルで学ぶものばかりでしたので、それほど難しくなかったと思います。
リスニング力アップの方法②:スピーキングができる
次にスピーキングです。
先ほどの単語解説の際に、ほとんどの方が文章の意味を理解できたと思います。
しかし、読めるけど聞き取れない、というのが現在の状態ではないでしょうか?
つまり、単語の意味は分かるけど音が聞き取れないという状態です。
そこでスピーキングです。
えー!聞き取れないのにどうやってスピーキングするの?って思いますよね。
実は、ほとんどの韓国語学習者さんが持っている誤解がそれなんです。
聞き取れないから話せないのではないんです。
話せないから聞き取れないんです。
実は、自分が発音できない音は、聞き取ることはできません。
だからまずスピーキングで話せるようになってこそ、聞き取りもできるようになるんです。
ではスピーキングはどうやって練習するのかと言いますと、これはとても単純です。
聞こえたとおりに発音すればいいだけです。
音声を流して、いったん止めて、聞こえたとおりに発音をしてみてください。
とにかく、音声の雰囲気やイントネーションをそのまま真似て、正に自分がその役者にになったつもりで練習してみてください。
ここで重要なことは、とにかく聞こえたまま発音することです。
もちろん細かく注意すべき発音などありますが、そこを考えるのは後でも大丈夫です。
とにかくこの段階では徹底的に繰り返し真似して発音してみてください。
できれば100回くらいは練習するようにしてください。
大切なことは、この音の速さ、イントネーション、雰囲気を頭の中に完全に染み込ませることなんです。
これでようやく、韓国語を聞き取れる土台ができました。
ではいよいよリスニングを実践してみましょう。
リスニング力アップの方法②:リスニングができる
ではさっそく、最初に流した映像をもう一度聞いてみましょう。
最初に聞いた時、どの程度聞き取れていたかを思い出してみてください。
そして、今回の学習の成果を、映像を見ながら実感していただけたらと思います。
하나 둘 셋!
いかがでしたでしょうか?
初めて聞いた時よりも格段に聞き取れるようになったのではないでしょうか?
ほんの数分間、練習をしただけでも、リスニング力がアップしたことを実感していただけたと思います。
さきほどの練習をもっともっと繰り返していけば、全ての言葉を簡単に聞き取れるようになります。
今回のリスニング練習法を実践された方には、なぜ韓国ドラマを見ているだけではリスニング力がアップしないのかご理解いただけたと思います。
それはズバリ、ドラマを見ている時間に一言も韓国語を話していないからです。
「スピーキングなくしてリスニングなし」
ぜひこの言葉を絶対に忘れずに、韓国語学習を続けていただけたらと思います。
以上です!
今回は、ドラマを見てもリスニング力がアップしない理由と、リスニング力を向上させる方法についてご紹介しました。
スピーキング練習法は、韓国語学習全般で使えます。
単語や文法を学ぶときも口に出して必ず読み上げる。
CDを聞くときも、途中で止めてスピーキング、などです。
もちろん、今回のようにドラマの一部分を何度も繰り返しスピーキングするのも良いと思います。
ただし、ドラマや映画はレベルが高いので、難しいなと思う方は、まずはお手持ちの教材や、私の韓国語講座を使ってスピーキング練習してみてください。
皆さんの韓国語学習を心から応援しています!
그럼 오늘도 행복 가득, 웃음 가득한 하루 되세요!
한국어 화이팅, 화이팅, 화이팅!!