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【中級韓国語講座 第10回】(으)ㄹ 줄(을) 알다/모르다、(으)ㄴ 줄 알았다/몰랐다

안녕하세요! 토미입니다.

今日習う文法は
(으)ㄹ 줄(을) 알다/모르다「〜するやり方を知っている/知らない」
(으)ㄴ 줄 알았다/몰랐다「〜したと思っていた/思ってなかった」

の2つになります。

今回は少し難しい表現なので、2つに絞って詳しく説明していきます。

그럼 시작할게요!

(으)ㄹ 줄(을) 알다/모르다

動詞(パッチムなし) + ㄹ 줄(을) 알다 / 모르다
動詞(パッチムあり) + 을 줄(을) 알다 / 모르다

(으)ㄹ 줄(을) 알다/모르다は動詞について、「〜するやり方を知っている/知らない」、
つまり「(習得したものを能力的に)〜できる/できない」
という意味を表します。

ここで使われている줄は、依存名詞で「~の技・方法・やり方」という意味を持ち、常に(으)ㄹ 쭐と濃音で発音するので注意しましょう。ジュルではなく、チュルです。

この「〜できる/できない」という意味は、할 수 있다/없다でも表せます。

● 할 수 있다/없다と할 줄(을) 알다/모르다の違い

저는 한국어를 할 수 있어요.
私は韓国語ができます。

저는 한국어를 할 줄 알아요.
私は韓国語ができます。

「韓国語を話せる」というのは立派な能力です。
ですので、할 줄(을) 알다/모르다でも表現できます。

할 수 있어요よりも、할 줄 알아요のほうが「習得してしっかりと使えるレベル」です。

語学で言えば、「中上級レベルです」程度に聞こえるので、할 수 있어요よりも能力的に深みがあるように聞こえます。

例えば、自信のない時に、自分自身を振るい立たせる場合、
난 할 수 있어, 할 수 있어「私はできる!できる」とは言いますが、
난 할 줄 알아とは決して言いません。

なぜかというと、할 줄 알아という表現は「既にある程度、能力的に習得してある状態」になっているからなんです。

動詞:例文1
전 한국어는 할 줄 아는데 영어는 할 줄 모릅니다.
私は、韓国語は話せますが、英語は話せません。

하다は「する」ですが、한국어や영어などの言語に対して하다を使うと、「話す」という意味になります。
パッチムのない動詞なので、-ㄹ 줄 알다/모르다がついて、할 줄 알다「話せる」、할 줄 모르다「話せない」となっています。

動詞:例文2
넌 춤출 줄도 몰라?
あなたは踊ることもできないの?

춤추다はパッチムのない動詞なので、ㄹ 줄 모르다がついて、춤출 줄 모르다で「踊れない」となります。
例文のように、줄の後に도「〜も」をつけて、(으)ㄹ 줄도 알다/모르다とすると、「〜できもする/しない」という強調の意味になります。

クイズ

1. 토미 씨는 된장찌개 (  )?
トミさんは味噌チゲ作れますか?

(1)끓여 봤어요? (2)끓일 줄 알아요?

正解は(2)です。
「(キムチチゲを)作る」と言う時は、만들다も使えますが、끓이다「沸かす、煮る」を使うほうが韓国語は自然に聞こえます。
これは、パッチムのない動詞なので、-ㄹ 줄 알다をつけて끓일 줄 알다とすると、「作れる」となります。
「作れますか?」と聞きたいので、해요などを使って、끓일 줄 알아요?になっています。

(1)の끓여 봤어요?「作ってみましたか?」は、経験を尋ねる意味になります。

토미 씨는 된장찌개 (끓일 줄 알아요)?

2. 옛날에는 글자를 (  ) 사람이 많았대요.
昔は文字を読めない人が多かったそうです。

(1)못 읽을 줄 (2)읽을 줄 모르는

正解は(2)です。
「読む」は읽다で、パッチムのある動詞なので、-을 줄 모르다をつけて、읽을 줄 모르다とします。
後は、「読めない…」としたいので、連体形にする는を使って、읽을 줄 모르는とすれば正解です。
文法的に、(1)のように못と줄 알다/모르다 を組み合わせることはないので、注意しましょう。

옛날에는 글자를 (읽을 줄 모르는) 사람이 많았대요.

는 줄 알았다/몰랐다

動詞 + 는 줄 알았다 / 몰랐다

形容詞(パッチムなし) + ㄴ 줄 알았다 / 몰랐다
形容詞(パッチムあり) + 은 줄 알았다 / 몰랐다

名詞 + 일 줄 알았다 / 몰랐다

【過去形】
動詞(パッチムなし) + ㄴ 줄 알았다 / 몰랐다
動詞(パッチムあり) + 은 줄 알았다 / 몰랐다

【未来形】
動詞(パッチムなし) + ㄹ 줄 알았다/몰랐다
動詞(パッチムあり) + 을 줄 알았다/몰랐다

次の文法、(으)ㄹ/는 줄 알았다/몰랐다は、(으)ㄹ 줄 알다/모르다の過去形です。

ですので「〜するやり方を知っていた/知らなかった」と思いそうですが、意味は「〜と思っていた/〜とは思っていなかった」となります。

줄 알았다/몰랐다は、連体形でも現在形とか未来形にするだけで若干意味が変わってきます。

発音ですが、(으)ㄹ 줄の時にはと発音し、(으) ㄴ/는 줄の時にはと発音します。

줄 알았다の表で見てみましょう。

줄 알았다は勘違いしていた時の「意外!」という意味です。

それは、過去形、現在形、未来形で表現できます。

過去形は、(으)ㄴ 줄 알았다で、「〜していたかと思っていた」、
現在形は、는 줄 알았다で、「するかとおもっていた」になります。

未来形は意味が2つあります。

1つ目「すると思っていた」
2つ目「既に全部予想通りだった。お見通しだった」
このニュアンスは、文脈や語尾や、顔の表情などで判断します。

過去形の例を見てみましょう。

動詞過去:例文1
엄마가 청소한 줄 알았다.
お母さんが掃除したと思った。

つまりお母さんは掃除していないのに、「すでに」掃除したと思っていたということになります。

現在形の例を見てみましょう。

動詞現在:例文2
엄마가 청소하는 줄 알았다.
お母さんが掃除するかと思った。

お母さんが「今頃」掃除をしているのかなと思っていたけど、してなかったという現在形の意味になります。

未来形の例を見てみましょう。

動詞未来:例文3
엄마가 청소할 줄 알았다.
お母さんが掃除すると思った。

未来形が使われているので、2つの解釈方法があります。

1つ目は、勘違いしていて予想通りではなかったという意味です。
それは、その時には掃除するかなと予想していたけど、結局しなかったという意味です。
ですので、ちょっと語尾を変えると分かりやすくなるので、少し変えてみましょう。
語尾が、엄마가 청소할 줄 알았지「お母さんが掃除すると思っていたよ」とか、엄마가 청소할 줄 알았는데 안 했네.「お母さんが掃除すると思っていたけどやらなかったんだね」など残念さを表現する語尾が来ることが多いです。

2つ目の違う意味が、「既にお見通しだった」「やっぱりね」という意味になるので、엄마가 청소할 줄 알았어, 역시 우리 엄마야.「お母さんが掃除すると思った。
やっぱりうちのお母さんだよね」のようなニュアンスになります。

줄 몰랐다を表で確認しましょう。

줄 몰랐다は、あることを初めて気づいた、知った時に使います。

過去形、現在形、未来形で見てみましょう。

過去形は、(으)ㄴ 줄 몰랐다「したことを知らなかった」、
現在形は、는 줄 몰랐다「していることを知らなかった」となります。

未来形は、(으)ㄹ 줄 몰랐다「するとは思わなかった」、
つまり場合によっては、「若干察してはいたけど、予想以上だったから驚いた」という意味になります。

動詞過去:例文1
엄마가 청소한 줄 몰랐다.
お母さんが掃除したことを知らなかった。

お母さんが「既に」掃除を終えていたという事実を初めて知ったというニュアンスです。

動詞現在:例文2
엄마가 청소하는 줄 몰랐다.
お母さんが掃除することを知らなかった。

お母さんが「今頃」掃除をしていることを知らなかったってことですよね。

動詞未来:例文3
엄마가 청소할 줄 몰랐다.
お母さんが掃除するとは思わなかった。

この未来形は、お母さんが掃除したことに予想以上に驚いたときに使います。
ですので、未来形ではありますが、「お母さんはすでに掃除をした」という過去のことについて驚いています。

ちなみに、形容詞は(으)ㄴ 줄 알았다/몰랐다名詞は일 줄 알았다/몰랐다になります。

動詞現在:例文4
깜짝이야! 난 니가 아직도 자는 줄 알았어.
ビックリした! 私は君がまだ寝てると思ってた。

자다は動詞なので、는 줄 알았다がついて、자는 줄 알았다「寝てると思ってた」となっています。
この줄 알았다/몰랐다の表現は、予想外のことが起きて驚いたときによく使う表現となりますので、今回のように、깜짝이야!とか엄마야! という「びっくりした!」という表現と一緒によく使われます。

動詞未来:例文5
난 엄마가 다 해 줄 줄 몰랐지.
私はお母さんが全部してくれるとは思ってなかったわ。

해 주다の주다はパッチムのない動詞で、「してくれるだろうとは思ってなかった」と予想以上に驚いているので、ㄹ 줄 몰랐다がついて、해 줄 줄 몰랐다「してくれるとは思ってなかった」となっています。
そして、お母さん自体は「全てをやってくれた」ので、未来形だけど、過去のことを話しています。

 

続いて形容詞の例文を見てみましょう。

形容詞:例文6
그 사람이 그렇게 똑똑한 줄 몰랐네.
彼がそんなに賢いとは知らなかったよ。

똑똑하다「賢い」はパッチムのない形容詞なので、ㄴ 줄 몰랐다をつけて、똑똑한 줄 몰랐다「賢いとは思わなかった」となっています。

最後に名詞の例文を見てみます。

名詞:例文7
이 떡볶이가 아주 맵다고 들었는데 이 정도일 줄은 몰랐어요.

このトッポッキがすごく辛いと聞いたけど、ここまでだとは思いませんでした。

이 정도「この程度、これぐらい」ですが、ここでは予想以上の程度となるので「ここまで」と表現しています。名詞なので、일 줄 몰랐다をつけて、이 정도일 줄 몰랐다となります。
이 정도일 줄の後ろに은「~は」をつけることによって、이 정도일 줄은「ここまでだとは」と強調することができます。

クイズ

1. 안색이 안 좋아서 어디 (  ).
顔色が良くないからどこか具合が悪いのかと思ったじゃん。

(1)아픈 줄 몰랐잖아 (2)아픈 줄 알았잖아

正解は(2)です。
아프다は、パッチムのない形容詞なので、ㄴ 줄 알았다をつけて、아픈 줄 알았다とします。
後は、「〜じゃん」とすればいいので、-잖아を使って、아픈 줄 알았잖아とすれば満点です。
(1)は、「具合が悪いとは思わなかったじゃん」となるので、真逆の意味になります。

◉単語のポイント:아프다
「具合が悪い」は아프다を使います。
日本人は「아프다=痛い」だけと認識していることがありますので、こちらの表現覚えておきましょう。

안색이 안 좋아서 어디 (아픈 줄 알았잖아).

2. 혼자 다 (  ) 모자랄 정도네요.
一人で全部食べられないだろうと思ってたのに、足りないくらいですね。

(1)못 먹을 줄 알았는데 (2)못 먹을 줄 아는데

正解は(1)です。

「食べれない」は못 먹다で、먹다はパッチムのある動詞です。
「食べれないだろうと思ってた」と言いたいので、-을 줄 알았다をつけて、못 먹을 줄 알았다とします。
後は、「〜なのに」とすればいいので、-는데を使って、못 먹을 줄 알았는데とすれば正解です。

(2)のように、この表現を使う時に아는데と現在形になってしまわないように注意しましょう。
この「すると思った/思わなかった」という文法はいつでも알았다/몰랐다のように過去形で使います。

혼자 다 (못 먹을 줄 알았는데) 모자랄 정도네요.

宿題

해바라기처럼 밝고 환하게!
ひまわりのように明るく輝かしく!

宿題は2つあります。
1つ目は、今回習った文法を使って作文を3つ作成しましょう。

① (으)ㄹ 줄(을) 알다「〜するやり方を知っている」を使って皆さんが習得して、できる能力を私に教えてください!
《例》
저는 한국어 중급 가르칠 줄 알아요.
私、韓国語の中級教えれます。

② 줄 알았다/몰랐다「〜と思っていた/〜とは思っていなかった」を使って、皆さんが最近になって意外だと思ったことなど私に教えてください。
《例》
제가 상 받을 줄 몰랐어요.
私が賞をもらうとは思ってもいませんでした。


宿題の2つ目は単語暗記です。
中級単語一覧表の5ページの361番から400番の単語40個を暗記してきてください。
このページの一番下で、40単語の単語クイズができます。
40個の単語を覚えたらぜひ挑戦してみてください。

確認テスト

テスト範囲は中級6回〜10回までです。
文法とリーディングの強化ができるように作成してありますので、ぜひテストを通して実力を伸ばしていってください。

中級韓国語講座【第6回~第10回】文法テスト

以上です!本当にお疲れさまでした。

역시 여러분! 똑똑하시네요! 잘 하실 줄 알았어요!
やっぱり、みなさん優秀ですね!全て習得されると思っていました!

그럼 오늘도 행복 가득, 웃음 가득한 하루 되세요! 한국어 화이팅, 화이팅, 화이팅!!

40問 単語クイズ

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