여러분 안녕하세요. 토미입니다.
皆さんお待ちかね、韓国語初級講座の時間です。この講座は、ゼロから韓国語を学び始めた人が、「独学で初級レベルの韓国語をマスター」できるように構成されています。
宿題もあり、テストもあり、さらにはゲームまであると言う、まるで学校のような講座となっています。ぜひこの初級講座を全部やり切って、韓国語の初級マスターになっちゃいましょう!
宿題の単語クイズをされたい方は、このページの一番下にありますので、そちらからチャレンジしてください。
今日の講座のテーマは【어서 오십시오】「いらっしゃいませ」です。
今日の講座では、 名詞+(이)십니다/(이)세요 「であられます」と (으)십시오 「~してください」と、名詞の敬語を学びます。
今日の講座も前回と同じように、韓国旅行などで店員さんとやり取りする時に、店員さんが使いそうな敬語をピックアップしていますので、韓国旅行で役立つこと間違いなしです。
今日の講座の流れについて説明します。まず最初に会話文を日本語字幕付きで聞いてみます。続いて、私が単語とフレーズ、そして文法について解説します。その後、今度は会話文を日本語字幕なしで聞き取ってみます。会話文の内容が理解できたら、今度は音読練習をします。
最後にこの講座の宿題を発表します。それと、おまけで一番最後に楽しいゲームを準備していますので、ぜひ最後まで見てください。
그럼 시작할게요.
今日の会話
今日の会話のテーマは【어서 오십시오.】です。トミさんが両親のために、レストランの予約をしたそうです。店員さんとトミさんはどんな会話をするのでしょうか?
ではまずは、日本語の字幕付きで聞いてみましょう。どうぞ!
- 직원:어서 오십시오. 고객님. 성함이 어떻게 되세요?
いらっしゃいませ。お客様。お名前を伺ってもよろしいでしょうか? - 토미:토미입니다. 오늘 7시에 3명 예약했습니다.
トミです。今日、7時に3名予約しました。 - 직원:여기에 기록이 있습니다. 모두 한국 분이세요?
ここに記録があります。皆さん、韓国の方でしょうか? - 토미:아뇨. 모두 일본 사람이에요.
いいえ。みんな日本人です。 - 직원:알겠습니다. 이쪽으로 들어오십시오.
分かりました。こちらの方にお入りください。
単語・フレーズ解説
では一文ずつ会話内容を確認しながら、単語とフレーズを解説していきます。
직원:어서 오십시오. 고객님. 성함이 어떻게 되세요?
고객님 は「お客様」という意味です。 손님 も「お客様」という意味ですが 손님 よりも格式が高いのが 고객님 となります。
성함이 어떻게 되세요? はフレーズで丸暗記したらいい表現で、「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」みたいなニュアンスのある敬語です。直訳すると 성함이 「お名前が」 어떻게 「どのように」 되세요? 「なっていらっしゃるでしょうか?」となります。
ここで、もしかしたら、あら?「名前」って 이름 じゃないのかな?と思われた方もいらっしゃるかも知れません。そうなんです。韓国語には、単語にも敬語があります。
이름 「名前」の敬語は 성함 「お名前」 집 「家」の敬語は 댁 「ご自宅」 나이 「年」の敬語は 연세 「お年」 생일 「誕生日」は 생신 밥 「ご飯」は 진지 になります。
これらの表現は、韓国ドラマで、年配の方々が出てこられるシーンに注目したら、「あっ!本当に使っている!」ってなると思いますよ。
토미:토미입니다. 오늘 7시에 3명 예약했습니다.
예약하다 は「予約する」という意味です。 예약석 は「予約席」という意味があります。タクシーでも、人は乗っていないのに乗せてくれなくて、プレートに 예약 と書いてある時があります。これは、予約されたタクシーだから利用できないという事です。
직원:여기에 기록이 있습니다. 모두 한국 분이세요?
기록 は「記録」の事です。 기록하다 は「記録する」 세계 신기록 は「世界新記録」です。 모두 は「全て、全員、みんな」という意味です。
この単語は 다 「全て」という単語と一緒に使うことが多いです。韓国のコンサートなどに行くと、歌手が 모두 다 함께 박수 쳐요. とか言ったりするのですが、これは、「皆さん、一緒に拍手しましょう。」という意味になります。
모든 は「すべての」という意味です。 모든 사람들이 찬성했습니다. は、「すべての人が賛成しました。」という意味になります。
직원:알겠습니다. 이쪽으로 들어오십시오.
이쪽 は「こちら」という意味です。 그쪽 は「そちら」 저쪽 は「あちら」になります。 들어오다 は「入ってくる」で 들어가다 が「入っていく」です。韓国語には、日本語のように「入る」という単語はなく、これらのように、「入ってくる」「入っていく」という単語があるので、状況に応じて使い分けなくてはいけません。
例えば、今回の例文のように 들어오십시오. だと「入ってきてください。」、つまり「おはいりください。」となります。 들어가십시오. だと「入って行ってください。」、つまり「お帰り下さい。」という意味になります。二つとも挨拶言葉でよく使われる表現です。
자리 が「席」です。 빈자리 は「空席」という意味になります。
文法 Lesson
(이)십니다/(이)세요
名詞(パッチムなし)+십니다
名詞(パッチムあり)+이십니다
次に文法について解説します。
まずは 名詞+(이)십니다/(이)세요 で、「~でいらっしゃいます。ございます」です。これは簡単で、名詞にパッチムがあれば +(이)십니다/(이)세요 、パッチムがなければ +십니다/세요 となります。疑問文は +(이)십니까?/(이)세요? です。本文を見てみましょう。
모두 한국 분이세요?(皆さん、韓国の方でいらっしゃいますか?)
ここでは 한국 분 にパッチムがあるので 이세요 とくっつけて 한국 분이세요? 「韓国の方でいらっしゃいますか?」となります。他の例文を見てみましょう。
강 선생님께서는 중학교 교사십니다.(カン先生は中学校の教師であられます。)
この時に、교사「教師」にパッチムがないので 십니다 をつけて 교사십니다. 「教師であられます」となります。
では、簡単にクイズを通して理解を更に深めていきましょう。カッコの中には何が入るでしょうか?
① 윤 박사님께서는 도쿄대학교 교수( ). ユン博士は、東京大学の教授であられます。
ここでは、교수にパッチムがないので 십니다./세요. をつけて 교수십니다. /교수세요 となります。
では次はどうでしょうか?
② 할아버님께서는 건축 회사 사장님( ). おじいさまは建築会社の社長であられます。
ここでは 사장님 にパッチムがあるので 이십니다./이세요 をつけて 사장님이십니다. 사장님이세요. となります。
(으)십시오
動詞(パッチムなし)+십시오
動詞(パッチムあり)+으십시오
(으)십시오 は「~してください」という意味で、敬語の意味以外にも命令や慣用的な挨拶言葉にもよく使われます。これと似たニュアンスで会話文でよく使われるのが (으)세요 となります。
今回の文法も17回で習った (으)십니다, (으)세요 と文法のパターンは同じです。
パッチムがあれば 으십시오 、なければ 십시오 、そして、動詞の語幹にㄹパッチムのある場合は、ㄹをなくして 십시오 をつければいいだけです。では、例文を見てみましょう。
어서 오십시오.(いらっしゃいませ。)
これは、お店の人が言う挨拶ですが、直訳してみると 어서 が「早く、さあ」という意味があり 오십시오 は 오다 にパッチムがないので 십시오 をつけて「来てください、お越しください」という意味になります。繋げると、「さぁ、早くお越しくださいませ」のような意味になります。会話では 어서 오세요 をよく使います。次の例文を見てみましょう。
이 자리에 앉으십시오.(この席にお座りください。)
ここでは 앉다 「座る」にパッチムがあるので 으십시오 を合わせて 앉으십시오 「お座りください」となります。会話では 이 자리에 앉으세요 となります。
最後によく使われる挨拶表現をまとめてご紹介します
- 안녕히 가십시오. 안녕히 가세요.
안녕히 が「安寧に」という意味があり、日本語に訳すと「お元気で」に近いニュアンスになります。 가십시오 が「行かれてください」という意味になりますので、「お元気に行ってください」という意味になり、見送る側の「さようなら」の挨拶になります。 - 안녕히 계십시오. 안녕히 계세요.
前で説明したように 안녕히 が「お元気に」 계십시오 が「いらしてください」という意味になり、その場を去る人が残る人に伝える「さようなら」の意味になります。 - 안녕히 주무십시오. 안녕히 주무세요.
「ゆっくりお休みください」という意味で、「おやすみなさい」という意味です。 - 들어가십시오. 들어가세요.
先ほどもご紹介しましたが、「入って行ってください」という意味で、帰られる方への挨拶として、「お帰り下さい」のように使います。他にも電話などを切る時に、日本人が「失礼します」というような感じで使うように使います。 - 수고하십시오. 수고하세요.
直訳すると、「ご苦労なさってください」のような意味になりますが、挨拶では、「お疲れさまでした」のように使います。 - 새해 복 많이 받으십시오. 새해 복 많이 받으세요.
새해が「新年」 복 が「福」 많이 は「沢山」 받으십시오 が「受けてください」という意味になり、「新年の福を沢山受けてください」つまり日本語の「明けましておめでとうございます」になります。
では、簡単にクイズを通して理解を更に深めていきましょう。カッコの中には何が入るでしょうか
① 길은 저에게 ( ). 道は私にお聞きください。
「(道などを)聞く・尋ねてみる」は 물어보다 です。 물어보다 の語幹にはパッチムがないので 십시오/세요 をつけて 물어보십시오./물어보세요. になります。
では次はどうでしょうか?
② 이 티켓을 ( ). このチケットを受け取ってください。
「受け取る・受ける」という単語は 받다 になります。これには、パッチムがあるので 으십시오/으세요 を合わせて 받으십시오. /받으세요. となります。
今日の会話(日本語字幕なし)
では一通り内容を解説しましたので、今度は日本語の字幕なしで会話を聞きとってみましょう。
始めの時よりもかなり聞き取れるようになっているはずです。
どうぞ!
- 직원:어서 오십시오. 고객님. 성함이 어떻게 되세요?
- 토미:토미입니다. 오늘 7시에 3명 예약했습니다.
- 직원:여기에 기록이 있습니다. 모두 한국 분이세요?
- 토미:아뇨. 모두 일본 사람이에요.
- 직원:알겠습니다. 이쪽으로 들어오십시오.
音読練習
会話の内容が理解できましたので、次に音読をしましょう。一文ずつ音声を流しますので、後に続いて皆さんも一緒に読んで下さい。ここの部分は数少ないアウトプットの時間になりますので、飛ばしたりせずしっかり声を出して音読して下さい。
どうぞ!
- 직원:어서 오십시오. 고객님. 성함이 어떻게 되세요?
いらっしゃいませ。お客様。お名前を伺ってもよろしいでしょうか? - 토미:토미입니다. 오늘 7시에 3명 예약했습니다.
トミです。今日、7時に3名予約しました。 - 직원:여기에 기록이 있습니다. 모두 한국 분이세요?
ここに記録があります。皆さん、韓国の方でしょうか? - 토미:아뇨. 모두 일본 사람이에요.
いいえ。みんな日本人です。 - 직원:알겠습니다. 이쪽으로 들어오십시오.
分かりました。こちらの方にお入りください。
はい、お疲れさまでした。必ず後で5回は音読するようにしてください。
宿題
では今回の宿題を発表します!宿題は2つあります。
宿題の1つ目は、今日学んだ文法を使って文を二つ作ってみましょう。
- 一文目は(이)십니다/(이)세요を使って、目上の方や、上司、ご両親の職業を書いてみましょう。例えば 우리 아버님께서는 요리사십니다. 「私のお父さんは料理人です。」
- 二文目は、(으)십시오/(으)세요を使って、丁寧な命令文を書いてみましょう。例えば 밤에는 조용히 하십시오. 「夜には静かにしてください。」といった感じです。
宿題の2つ目は単語暗記です。初級単語一覧表の8ページの601番から640番の単語40個を暗記してきてください。このページの一番下で40単語の単語クイズができるようにしてありますので、40個の単語を覚えたらぜひ挑戦してみてください。
おまけ
今日の講座内容は以上となります。
ここからはお待ちかねのゲームの時間です!今日やるゲームは漢字しりとりです。漢字は 한자 、しりとりは 끝말잇기 なので、한자 끝말잇기となります!
끝말잇기の「끝」は終わり「말」は言葉「잇기」は繋ぎの意味があり直訳すると「終わり言葉つなぎ」なので日本語で言う「しりとり」の意味になります。
ルールは簡単で、漢字語でしりとりをするだけですが、発音が同じであれば、漢字自体が違ってもオッケーにします。例えば、산맥(山脈)→맥주(麥酒、ビール)→주말 (週末)のような感じです。
漢字が言えなくなったら、アウトです。今回の宿題の単語の中に방송국(放送局)があるので、방송국から始めてみましょう!
방송국(放送局) → 국화(菊花・菊) → 화재(火災) → 재난(災難 ) → 난동(乱動・乱暴) → 동화(童話) → 화분(花粉) → 분수(噴水) → 수학(数学) → 학문(学問) → 문자(文字) → 자수(刺繍) → 수영(水泳) → 영화(映画) → 화분(花粉) → 분식(粉飾) → 식사(食事)
以上です。ではまた次回お会いしましょう。
한국어 화이팅 화이팅 화이팅!