0から全てYouTubeで学べる韓国語講座はこちら>>

韓国語の単語学習は漢字語でほぼ終わり!ルールも解説!【読み方一覧表付】

안녕하세요. 토미입니다.

今回の内容は本当にすごいです。なんと、韓国語の単語を短期間で爆発的に増やす方法をご紹介します!拍手

私は以前、1600単語を一か月で覚える方法という記事をアップしました。

あの暗記法は英語など他の言語でも使えるやりかたでした。

【暗記法】1日45分×1か月で韓国語1600単語を覚える勉強法
Tomi 1か月で1600単語、挑戦する価値あると思いませんか? ↑動画内では実際のやり方を実演して...

しかし今回の方法は韓国語を学んでいる日本人の方限定で使える、とっておきの裏技になります。

ではその方法は何かというと、答えはずばり、漢字です!韓国語の単語の中で、漢字を元にして作られた単語を漢字語と言ったりするのですが、この漢字語を単語学習に活用すると、短期間で爆発的に単語量を増やせるんです!

なぜかと言いますと、実は韓国語の漢字語の発音や実際の使われ方は、日本語の単語とほとんど一緒なんです。

例えば、日本語で「無理」という単語がありますよね?これ韓国語でも「무리」といいます。意味も日本語と全く同じです。こういった日韓の同音同義語って家具(가구)とか、視野(시야)とか他にもいっぱいあるんです。

つまりどういうことかといいますと、日本人の皆さんは、韓国語を全く勉強したことがなかったとしても、すでに韓国語の単語をいくつも知っているってことなんです。これってすごくないですか?

しかも、私の単語聞き流しをやった方はすぐに気づいたと思いますが、そもそもほとんどの韓国語の漢字語って、日本語と発音が似てるんです。

例えば大学生は대학생ですし、冷蔵庫は냉장고で、なんだか似た発音ですよね。これが英語だと、University StudentとかRefrigeratorになっちゃうんで、完全に新しい言語として覚えないといけません。それに比べたら日本人にとっては、韓国語の漢字語を覚える方が簡単なんですよね。

そこで今回の記事では、漢字を使って韓国語を学ぶメリット、そしてどうやって漢字を使って韓国語を学ぶのかという方法について解説していきたいと思います。

さらになんと、今回の記事に合わせて、漢字とハングルの対応一覧表も無料で公開します!

下記のLINEにご登録の上、漢字→ハングルの対応表が欲しい方はLINEで、
「漢字ハングル」
と入力してください。

ハングル→漢字の対応表が欲しい方はLINEで、
「ハングル漢字」
と入力してください。

※カギかっこはあってもなくても大丈夫です

この一覧表の使い方についてもこの記事で解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

漢字語を学ぶメリット

ではまず、漢字語を使って韓国語を学ぶメリットについて3つご紹介したいと思います。

メリット1つ目!知らない単語を予測できるようになる!

日本人が漢字語を習得すべき一番の理由は何かというと、なんと知らない単語を予測できるようになることなんです!

例えば、日本の漢字で一番使用頻度が多い漢字は「日」だそうです。この「日」を使った単語ってたくさんありますよね?例えば日本、日程、日記、平日、毎日とかです。で韓国語ではこの漢字は「일」と読みます。

つまり、この「日」と言う字を使った韓国語は、「日」の部分を일と発音すればいいってことになるんです。ですから、日本は일본、日程は일정、日記は일기、平日は평일、毎日は매일になります。

で、このルールを知っていると、知らない単語が予測できちゃえるんですよね。例えばみなさん、격일という単語を知っていますか?격일로 일을 하고 있습니다.みたいな文章で使ったりします。일을 하고 있습니다.は「仕事をしています」という意味ですよね。로は助詞で、「~で」などの意味があります。

この時、もし皆さんが격일という単語を全く知らなくても、さっきの読み方のルールを知っていれば、「なんとかニチか、なんとかジツで仕事をしています」という意味だろうって予測できちゃえますよね。

こうなるとなんかクイズみたいな感じで、文脈と照らし合わせて、これきっと「隔日(かくじつ)」って意味だということが、予測できたりするんですよね。

さらにですよ、知っている漢字語同士を組み合わせることで、単語量を爆発的に増やすこともできるんです。例えばさっき무리(無理)という単語と시야(視野)と言う単語を紹介しましたけど、この二つの単語を知っている人なら、この무리の무と시야の시を合わせれば무시(無視)という単語になるなってことに気づくんですよね。

こういうふうに知っている漢字同士をどんどん掛け合わせることで、無数に単語量を増やすことができちゃえるんです。

ですから、単語を一つ一つ暗記していく方法に比べて、漢字を使って韓国語の単語を学習すれば、掛け算式に単語量を一気に増やすことができるんです。

メリット2つ目!韓国語の漢字学習は超簡単!

さきほどの日という漢字、日本語では「ヒ」とか「ニチ」とか「ジツ」とか色々な読み方がありますよね。でも韓国では「일」としか読みません。

中には二つ三つ読み方がある漢字もありますが、韓国では90%くらいの漢字は読み方が一つしかないんです。つまり、韓国には日本で言う訓読みがありません。そして音読みもほぼ一つしかないってことなんです。

だから一つの漢字にそれに対応する韓国語の読みを一つ覚えさえすれば、もうその漢字を使った単語を使いこなせるようになっちゃうんです。

さらに、韓国語では同じ読みの漢字がたくさんあることが多いです。例えば수という読みをする漢字は、なんとこんなにあります!

(守、手、首、受、授、樹、収、修、垂、水、輸、狩、需、秀、獣、殊、寿、粋、遂、随)

見ていただければわかりますが、日本語では「シュ」や「シユウ」や「ジュウ」や「スイ」といった読みをする漢字たちも、韓国語では全部まとめて「수」としか読みません。

だからこの漢字の読みが全部「수」なんだと覚えるだけで、韓国語の漢字を20個覚えたのと同じことになるんです。

さらにさらに、韓国では漢字を書けなくても全く問題ありません。日本の皆さんが漢字の学習で一番苦労したのが漢字の書き取りではないかと思います。

日本ではあの複雑な漢字を何百個も何千個も書かされますし、しかも正しい書き順で書くように教育されます。しかし、韓国では日常生活で漢字を使うことはほとんどありません。

実は韓国の漢字は日本の旧字体の漢字を多く使っていると言われていて、日本で通常使われている字とかなり違ったりします。

しかし、日本の皆さんは旧字体の漢字を知らなくても全く問題ありません。ただ、漢字の読み方さえ知っていれば日常生活で十分に使いこなすことができるからです。

だから、日本語の漢字学習に比べて、韓国語の漢字学習は超簡単なんです!

メリット3つ目!日本人はすでに漢字をめちゃめちゃ知っている

この記事を見られている方々の多くは、日本で義務教育を受けた方ではないかと思います。そうすると、小学校と中学校の国語の時間に、たくさんの漢字を学んでこられたと思います。

この義務教育で習う漢字の数、合計何個か知っていますか?なんと2000個以上なんです!ちなみにこの約2000個の漢字のことを常用漢字と言います。

つまり普通の日本人の方なら、この常用漢字の2000個くらいは、だいたい読めるということなんですよね。

これがもし、アメリカ人とかだったら本当に大変です。漢字を知っていたら単語が爆発的に増えると分かっていても、そもそも漢字を覚えるところから始めないといけません。

しかも2000個。最低でも小学校レベルの1000個くらいは覚えないと、この単語学習法は使い物になりません。そういう意味で日本の皆さんは日本の義務教育を受けてきたと言うだけで、韓国語学習においてはすでにかなりのアドバンテージがあると言えるんです。

あの義務教育時代に必死に覚えた漢字が、こんなところで役に立つなんてびっくりですよね。

漢字語の発音ルール

では次に、どうやって韓国語の漢字語を覚えていったらいいのかについて説明します。いくら日本の漢字学習よりも簡単とは言え、実は漢字の読み方は韓国でも何百個もあるんです。ですからやみくもに覚えようとしても時間がかかります。

ではどうしたらいいのかといいますと、まずは漢字語の大まかな発音ルールを覚えていったらいいと思います。

実は韓国語の漢字語の読み方にはちょっとした法則があるんです。ですから、それを知っているだけで、どの漢字がどういう発音になるのか予想できるようになっちゃうんです。ではそのルールをいくつかご紹介したいと思います。

音読みが一文字の漢字:日本語にあてはめればOK

音読みが一文字というのは、例えば亜細亜の亜(あ)とか価値の価(か)などです。実はこういった漢字は、ほとんど日本語に近い発音で置き換えることができるんです。

他にも例を挙げれば、砂漠はハングルでは사막といい、砂(さ)が사になります。多数はハングルでは다수といい、多(た)が다になります。

中には一つのひらがなに対して、複数の韓国語の発音がある場合があります。例えば「い」の場合、移動は이동で이ですが、医者は의사で의ですし、委員は위원で위と書きます。つまり日本語の漢字で「い」の発音のものが、ハングルでは이, 의, 위のように複数あるんです。

でも、よく見ていただければわかりますが、이も의も위も日本語の「い」の発音に似ていますよね。つまり、発音が複数あったとしても、どれも日本語の発音に近い読み方をするケースが多いってことなんです。

もちろん全然違った読み方をする場合もありますが、大まかな法則として、音読みが一文字の漢字はそのまま日本語にあてはめることができるんです。

次に音読みが2文字の漢字についてです。音読みが2文字の漢字とは先生の「先(せん)」とか「生(せい)」などです。これにはいくつかのルールがありますので紹介していきたいと思います。

ルール1つ目:「ん」で終わる漢字にはㄴかㅁが付く

例えば「漢字」という単語は韓国語では한자と言いますよね。このとき、韓国語初心者の方なら、ハンのンがㄴなのかㅇなのか迷ったりしますよね?

でもこのルールを知っていれば大丈夫です。漢字の漢の字は最後に「ん」で終わりますよね?この「ん」は韓国語に変換するときにㄴになるんです。だからハンの字のパッチムはㄴと言うことになります。

また、ㅁが付く場合もあります。例えば感動はハングルで감동といい、感の字は감と訳されます。

ルール2つ目:「う」「い」で終わる漢字にはㅇが付く

例えば「先生」はハングルで선생となります。「先」は先ほどのルール通りㄴが付きます。「生」は最後が「い」で終わるのでㅇが付きます。同じように銀行は은행ですが、「銀」はハングルでは은となりㄴが付きます。行は행となりㅇが付く、と言った感じです。

ルール3つ目:「く」「き」で終わる漢字にはㄱが付く

例えば「約束」は両方の漢字が「く」で終わっていますので、ハングルでも약속となり、両方の文字にㄱが付いています。その他にも劇場は극장となり、「劇」は극と訳されています。

ルール4つ目:「つ」「ち」で終わる漢字にはㄹが付く

例えば「生活」は생활となります。「活」の字は「つ」で終わっているので、対応する활にはㄹが付いています。同様に博物館は박물관になり、「物(ぶつ)」は물と訳されています。

先ほどお伝えした「日(にち)」も「ち」で終わるので、[일]となり、やはりㄹが付いています。

ルール5つ目:日本語の「あい」の音は、ㅐになる

例えば「愛(あい)」はハングルでは애となります。車の台数を数えるときの一台、二台の「台(だい)」はハングルでは대となります。内外はハングルでは내외といい、内の字は내と訳されます。

これが大まかな漢字語の発音ルールになります。ただし、このルールに当てはまらないものもたくさんありますので、ルールはあくまでも目安として、最終的にはそれぞれの漢字の発音を覚えていく必要があると思います。

ハングル漢字対応表

では最後に、私が作ったハングル漢字対応表についてご紹介します。

漢字⇄ハングルの対応表が欲しい方は、下記のLINEにご登録の上、「漢字ハングル」「ハングル漢字」と入力してください!

 

この表には、中学卒業レベルに相当する、漢字検定3級レベルまでの漢字約1600個と、それに対応するハングルの音、約400個が一覧で掲載されています。

この対応表は2種類に分かれていて、漢字を基準にハングルの音を確認できるものと、ハングルの音を基準に対応する漢字を一度に確認できるものがあります。

掲載している漢字は、漢字検定の級も掲載していますので、どのレベルの漢字かすぐに分かるようになっています。ちなみに10級から5級が小学生レベル、4級と3級が中学生レベルとなっています。

まずこの一覧表をダウンロードしたら、漢字を基準にハングルの音を確認できるページに載っている1600個の漢字に一通り目を通してみてください。おそらくそれをするだけで、私が先ほど説明したルールがどのようにハングルの漢字語に反映されているか、一発ですぐにわかると思います。

その後に、掲載されている漢字を使って単語を作ってみてください。例えば、「文(문)」と「学(학)」を合わせて「文学(문학)」みたいな感じです。で、実際に文学は韓国語で何というのかも調べて答え合わせをしてみてください。

そうやって、漢字をハングルに変換する練習を続けていくと、だんだんとどの漢字がどういう発音になるのか覚えられるようになります。

さらに、もし漢字語に慣れてきたら、ハングル版漢字しりとりをしてみると、楽しみながらたくさんの漢字を覚えられます。たとえばこういう感じです。

일본➡본질➡질문➡문제➡제목➡목표

日本➡本質➡質問➡問題➡題目➡目標

ハングル版漢字しりとりは一人でもできますし、友達同士複数人でやっても楽しいと思います。ぜひやってみてください。

以上です。始めにも言いましたが、この漢字語を使った単語勉強法は爆発的な効果があります。

ただし、ハングルをゼロから始めたばかりの人がやるのは少し大変かもしれません。初級レベルの学習が済んだ人なら、ぜひともチャレンジしてみてください。

ではまた次回お会いしましょう。