여러분 안녕하세요. 토미입니다.
今日は、日本にいながら、一人でもできるスピーキング練習法についてご紹介したいと思います。
最初に言っておきますと、これはスピーキングを鍛える方法ですので、すでにハングルを正しく読んで発音できる人を対象にしています。まだハングルの読み方が分らないと言う人は、先にこちらの記事をご覧ください。
韓国語を独学で勉強している人にとって、スピーキングって一番未知の世界ではないでしょうか?だいたいどんな韓国語の参考書を買っても、リーディングとリスニングは学べるようになっていますし、書き込み式のテキストであればライティングの練習もできます。
しかし、スピーキングの練習ができる教材ってほとんどありません。ですから、通常はスピーキング力を鍛えるためには、教室に通うか、留学するか、なんとか韓国人の友達を作って話すくらいしか方法がありません。
でも、必ずしもそういったスピーキングの練習ができる環境があるわけではないですよね。そういう人は自力でなんとか練習していくしかありません。
そこで今回は、そんな独学で頑張っている皆さんのために、一人でもちゃんとスピーキング力を鍛えられる方法をご紹介したいと思います!その方法とはズバリ、「音読」「オーバーラッピング」「シャドーイング」です。
何だそんなの知ってるよって言う人もいるかもしれません。特に英語をある程度本格的に勉強されてきた人は、音読やシャドーイングは実際にやってみたと言う方もいると思います。そうなんです。これって真新しいものではなく、超定番のスピーキング練習法なんです。
でもあえて言わせていただきますと、韓国語の初心者の方でこの中の1つでも毎日5分以上やっている人ってほとんどいないんです。
私は時々、「いつまでたっても韓国語が全然話せるようにならない」という学習者さんに会うことがありますが、その人はほぼ100%、1日のうちで1分も韓国語を声に出して話していません。
ですから、そういう人こそ、この「音読」「オーバーラッピング」「シャドーイング」を毎日やって、韓国語を声に出して発する絶対量を増やしていくことをお勧めします。
また、音読やシャドーイングをやっていると言う人の中にも、けっこうやみくもにテキストを棒読みするだけで終わってしまっている人もいます。
ですから、今回は「音読」「オーバーラッピング」「シャドーイング」を効果的にするためのポイントについても解説しています。
この記事を見れば、明日から実践できる正しく効果的なスピーキング練習の方法が身につきます。では始めましょう!
という前に、もう一つだけ皆さんに、スピーキングに関して知っておいて欲しいことがあります。
よく、スピーキング練習って、イコール発音練習だと思っている人がいます。もしそう思っているのなら、その答えは50点です。
スピーキングの練習には、発音と並んでもう一つ、とても重要な目的があります。それは何かというと、ずばりスピードです。つまりスピーキング練習の最終ゴールは、ネイティブと同じ発音・同じスピードで韓国語を話せるようになることにあります。
でも、発音に比べて、このスピードを意識している人って少ないんです。でも実際目の前にネイティブの韓国人が来たと思ってみてください。
その時に焦るパターンって、正しい文法を使えているかとか、発音がちゃんとできているかともありますが、自分が喋るの遅すぎて相手がイライラしてないかななんていうのもありますよね?
そうなると段々、自分の返答を待っている相手に申し訳なくなってきてしまって、話すのが怖くなってしまうなんてこともよくあります。ですから、発音と同時に、話すスピードもアップしていかないといけないんです。
ちなみに、話すスピードをアップさせるには2つのポイントしかありません。1つ目は頭の中で言いたいことを考えて、それを口にするまでにかかる時間を早くすること、もう一つは韓国語を話し始めてから、話し終わるまでにかかる時間を早くすること、です。
1つ目の方法でスピードアップするには、単語やフレーズが瞬時に頭の中から出てくるようにする必要があります。始めのころは頭の中で日本語で文を考えて、それを韓国語に翻訳してから話したりすると思います。
しかし段々慣れてくると、考えたり翻訳するステップが消えていって、とっさに韓国語で受け答えできるようになります。
この1つ目のポイントについては、私が以前作成した1600単語を1ヶ月で覚える方法の中で、1秒暗記法という名前で詳しく解説しています。まだ見られていない方はぜひご覧ください。
そして、今回の記事では2つ目のポイント、話し始めてから終わるまでにかかる時間のスピードアップにフォーカスしています。実際のところ、単に発音練習だけであれば、音読だけで十分です。
つまり、オーバーラッピングやシャドーイングをする一番の目的は何かというと、ネイティブのスピードに近づけることなんです。
ですから、今日私が紹介する練習法を繰り返すことで、韓国語の発音が良くなり、話すスピードもアップし、結果的によりネイティブに近いスピーキングができるようになります。
今まで音読も何もしてこなかったと言う人も、音読だけはしてきたけどオーバーラッピングやシャドーイングはしたことがないと言う人も、今日の記事を参考にして、さっそく明日から実践してみてください。
では具体的なやり方を6つのステップに分けて紹介していきたいと思います。그럼 시작할게요.
スピーキング練習の6ステップ
ステップ1:テキスト選び
まずはじめに、使用するテキストについて説明します。といいますか、実はテキストはCD付きであれば何でも構いません。ただし一つ条件があります。基本的に自分のレベルに合ったテキストを使ってください。
できれば始めは、すでに内容を理解していて、何度も聞いたことがある教材を使ったほうがいいです。
なぜなら、いきなり難しいテキストを使うと、その内容を聞きとったり理解するのに意識がいってしまうため、スピーキング練習に集中できなくなるためです。
それとテキストの長さですが、できる韓国語などの教材を持っている人は、その各課の始めに出てくる会話文くらいの分量でおこなうことをお勧めします。音読は何度も繰り返すことになるので、長すぎないものを選んでください。
今回は私が以前作った、タクシーに乗るときの会話の音声とスクリプトを使って練習していきたいと思います。
ステップ2:精読
まずは精読ということで、テキストをしっかり読みましましょう。この時は声を出す必要はありません。精読の目的は意味の理解です。分からない単語や表現があればここで調べて確認します。テキストの内容が分かっているのであれば、1回精読するだけで十分です。
ステップ3:精聴
次は精聴です。CDをじっくり聞きましょう。精聴の目的は発音、リズム、アクセントを確認することです。特に日本人が苦手とする어と오の違い、平音・激音・濃音の違いなどに気を付けて聞き取ってください。目安は5回です。
ステップ4:音読
ステップ3までは準備段階でしたが、ここからいよいよ声を出していきます。まずはCDを一文ずつ流して止め、スクリプトを見ながら音読します。これを10回繰り返します。
音読のポイントは、単に読むだけではなく、テキストの内容を理解しながら読むことです。さらに、会話文なら話している本人になり切って、目の前にいるだれかに向かって話しているように、できるだけ感情をこめておこなうことです。
逆に一番やっていけないのは棒読みです。呪文を唱えるように単に言葉だけ追って何度も朗読しても、スピーキング力は全く伸びませんので注意してください。
それと、声の大きさは普通から少し大きいくらいがいいです。そうすることで、平音と激音などの発音の微妙な違いを意識しながら練習することができます。恥ずかしがらずにチャレンジしてみてください。具体的にはこうやります。
1文ずつの音読が終わったら、スクリプト全体を通して音読していきます。これも10回は繰り返しましょう。もしその時に、自信のない発音があれば、CDを聞き直しても構いません。
ステップ5:オーバーラッピング
次はオーバーラッピングです。これはスクリプトを見ながらCDを流し、韓国語のCDと同時にテキストを読み上げる練習法です。オーバーラッピングの目的はCDと同じスピードで読めるようになることです。5回は繰り返してください。
オーバーラッピングはテキストを見ていいので、とにかくスピードにフォーカスしてください。始めは読むのが遅いため、CDの早さについて行けないと思いますが、繰り返し行うことで段々とそのスピードに慣れてきます。
もし、始めから全然CDのスピードについて行けないようでしたら、CDを0.8倍速くらいに落としてやってもかまいません。ただし、最後には必ず1倍速に戻して、そのスピードで練習するようにしてください。
それと、ここでも韓国語の文の意味を理解しながら、当人になりきって練習してください。棒読みは禁止です。具体的にはこうやります。
ステップ6:シャドーイング
最後にシャドーイングです。シャドーイングは、スクリプトを見ずにCDを流し、聞こえたまま発音する練習法です。CDより少し遅れて発音することになります。これも5回は繰り返してください。
シャドーイングはテキストを見ないので、聞こえてきた音を頼りに発音することになります。ですから、シャドーイングとは完全なものまねです。
よく小さい子供が大人の言葉をまねしながら言語を学ぶと言いますが、要は子供もシャドーイングして言葉を覚えていると言い換えることもできます。
また、シャドーイングはかなり集中して音声を聞くので、リスニング力アップにもつながります。ここでも必ず、韓国語の意味を理解しながら、本人になり切ったつもりで発音するようにしてください。具体的にはこうやります。
はい。いかがだったでしょうか?これ、真剣にやると結構疲れます。実は語学学習ってけっこうエネルギーを使うものなんですよね。でも皆さんの努力は決して皆さんを裏切ったりはしませんので、頑張って続けていきましょう。
それと、今回は10回読みましょうとか、5回繰り返しましょうみたいに回数について説明しましたが、この回数は最低回数だと思ってください。音読やシャドーイングは、時間があるならたくさんやればやるだけ効果があります。30回とか50回やってもいいくらいです。
私は、音読が本当に好きで、大体、50回を目安にしてやって本文を丸ごと暗記していました。50回ほどやってみると、本当にネイティブっぽく話せるようになるんですよね。それが嬉しかったりして、モチベーションアップにもなりました。
それもずっと座って音読をすると、退屈したりするので、ある程度文章に慣れたら、立ってみたり、歩きながらやったりしました。
ですので、まずはこの最低回数から始めてみて、慣れてきたら回数を増やしていったらよいと思います。最後に、今日の5つのステップをまとめるとこうなります。
以上です。ではまた次回お会いしましょう。アンニョン。